マフィアの中原の妹は帝国図書館の司書見習いでした (ページ43)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:9,417 hit

黒の剣士はヨコハマに向かったようです　肆ページ43

和人side
夏希「____！」
夜のヨコハマで会った由夏って人の声がした
直葉「喧嘩かな？止めた方が、」
明日奈「待って、誰か向かって……」
ガツンッと音がして俺の意識が暗転した

未桜「っ………」
詩乃「未桜？どうしてこんな場所に？」
男「へぇ、桜龍ちゃんの本名未桜ちゃんって云うんだ」
未桜「どうだろうね？」
此処は工場かなんかの跡地か？
未桜の服に赤黒いシミがあるのはあえて触れないでおこう。
男「しっかり決めておくんだな！！俺等の仲間になるかならないかをな！」
夏希・未桜「「誰があんたの仲間になるかー！！」」
和人「えと、お二人はどうして此処に？」
夏希「私は脱走したあいつに人質として連れてこられたのよ……黄龍くんが乗り込んでこないか心配なんだけど……」
未桜「私は由夏を奪還しようとして捕まった」
夏希「皆其所を動かないでね」
俺の真横の壁が吹っ飛んで行った
和人「はぇ？」
スト芥川「愚か者が突撃していって捕まるとは……貴様なら、その縄くらい解けただろ」
未桜「え、下手に動くと何も持ってない和人君達が危ないでしょ？」
夏希「それに王子様は遅れて登場が良いよね？黄龍くん？」
十四「由夏ちゃん、そうっすね！」
チョロ「桜龍に手出したよね？」
未桜「緑龍兄さんお手柔らかにねー？」
チョロ「無理★」
未桜「御愁傷様」
何だよこの空間
おそ「緑龍ー！殺さない程度になー！」
チョロ「首領、わかりました」
トド「ごめん、眠っててね」
なんだか眠く……

次に目覚めたのは松野ファミリーの医務室だった。
未桜「ごめんね。今すぐヨコハマから出て、私が知り合いとばれると大変だから」
和人「嗚呼、解った」
直葉「お兄ちゃん？此処は？」
和人「帰るぞ。」
明日奈「な、なんで？」
詩乃「私は和人と同感ね。私達の身のため帰りましょう」
直葉「そっか。じゃあ、またね。未桜ちゃん、」
そう云って、俺達はヨコハマから去った