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ASide
その後 授業を受けて…
いつも通り大地と帰ろうと思った時…
〜〜〜〜〜〜〜
三船「っ…」
〜〜〜〜〜〜〜
朝の三船先輩が頭に浮かんできた…
豹塚「A！ 帰ろうや！」
大地「あっ… それは…」
A「…ごめん昌子ちゃん！
私行く所あるから、先に帰ってくれない？」
豹塚「行くとこて… まさかっ！」
A「じゃぁ！ また明日！」
私は逃げるようにボクシング部へ行き
いつもより静かな部室を覗いてみると…
三船「…」
ベンチに座りながら
ボーッと床を見ている三船先輩がいた
内山「櫻井…」
A「あ、内山先輩…」
内山「三船の事、頼んでいいか？」
A「えっ？」
内山「明日の卒業式なんだけど…
心ここにあらず状態で
出すわけにはいかねぇからな」
そうだ… 明日は卒業式なんだ…
内山「少しでも元のあいつに
戻ってもらいたいんだ…」
A「はい… わかりました…」
内山「頼むな…」
そう言うと内山先輩は
部室を出て行って…
私は三船先輩に近づき…
A「…三船先輩」
三船「櫻井… どうしたんだ？」
A「えっと… 大丈夫かなって…」
三船「あぁ… 気にすんな、
朝にお前のおかげでスッキリしたよ」
A「それなら… いいんですけど…」
そっと先輩の隣に座った…
三船「…なぁ」
A「はい…」
三船「俺… 明日大丈夫かな…？」
A「えっ？」
三船「こんな状態で… 大丈夫なのかな…？」
A「…先輩」
三船「ん？」
A「先輩は1人じゃありません」
三船「えっ？」
A「先輩にはっ、内山先輩やっ、
大地達やっ、私がいますっ…
海王の頭だからって、
一人で抱え込まないでください！
私達は三船先輩を支えたいんです！
私達に支えさせてください！」
三船「櫻井…」
A「…ぁ」
突っ走っちゃった…
A「ごめんなさい！
勝手なことを言っちゃって…」
三船「…フッ！」
A「えっ？」
三船「ハハハッ！…」
A「先輩…？」
三船「ありがとう、元気出たわ」
A「それは… よかったです…」
三船「…帰るか？」
A「え、ボクシングはいいんですか？」
三船「いいよ、行こうか」
A「…はい」
三船先輩に言われるまま
家まで送ってもらって
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作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
