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そして学校に行ってみると…
大地「おはよ〜 っ…」
俺の机には…
大きく“裏切り者”と書かれていた…
気にせずに席に着いたら…
キィ…
大地「っ！」
ガシャン！
椅子が傾き潰れた
「「「アハハ！…」」」
大地「幼稚なんだよお前ら…」
鰐川「テメェよくノコノコ
カッコウ来やがったなぁ…」
羽生「幼稚で結構、
俺ら偏差値低いからよぉ」
豹塚「でも心はピュアや、
仲間見下したりはせん」
象林「パォーン…」
大地「っ…」
でもその時っ…
パサッ！
「「「おぉ…」」」
羽生「何だこれマスクか？」
それって…
小林「ちょっと、被ってごらんよ」
小林に言われるまま
羽生先輩がマスクを被ったら…
豹塚「げっ！ 何や！」
鰐川「鈴木？！」
羽生「えっ？！ どういうこと？！」
羽生先輩が俺の顔に…
「「「おぉ〜！」」」
小林「それが、偽物の正体だったんだ、
いつでもどこでも鈴木君マスクさ」
小林っ…
羽生「って事はっ」
豹塚「アカン！ 頭痛い…
されか説明してぇや！」
小林「やっぱり、偽物は、
斑田が送り込んだ影武者だったのさ」
鰐川「これ被って、俺たちを…」
小林「うん、仲間割れを起こさせる為さ〜
君たちは、まんまと奴の策に乗って」
豹塚「ほんならお前…
何で鈴木に殴られてたんや？」
小林「あっ、それはっ…
…一瞬だけど、僕も鈴木君を疑ってしまった、
親友なのに… だから、殴ってくれって！
僕の方から頼んだんだ…」
なんでっ…
豹塚「そうなんか？」
大地「へっ？ …おぅ」
鰐川「そうだったのか…
それなのに、俺達…」
羽生「悪かった… 鈴木殴ってくれ！
俺達 小林以上にお前の事を疑ってっ」
大地「いや、いいよわかってくれればそれで」
鰐川「それにしてもよくできたマスクだな」
豹塚「どれ！ わてにも被らして！
これ、写メ取って！」
豹塚が俺のマスクを受け取って
羽生先輩に携帯を渡したら
俺の隣に並んで…
大地「あのねぇ…」
「「「おぉ〜！」」」
豹塚「はい！」
2人「マルチーズ！」
カシャッ！
豹塚の携帯には…
俺が2人写っていた…
豹塚「おもろいなぁ〜！ これ！」
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作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
