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そして海さん達は結婚したんだけど…
翔「倉橋さん、
本当に海さんと結婚したの？
結婚前と全然
変わってない気がするんだけど？」
倉橋「僕も… そう思うけど…」
大地「それは母ちゃんが
200％の女だからじゃない、ね？」
海「そうそう」
2人「なるほど」
A「でも、この方がいいじゃないですか！」
倉橋「大地のマザコンも
克服できたって事かな？」
大地「だから俺は元々マザコンじゃないって！」
海「ただ？」
倉橋「ただ？」
翔「ただ〜？」
A「言わせたいんだ…」
大地「よし！ 俺はマザコンじゃねぇ…
ただ母ちゃんが大好きなだけさ！」
でも…
そんな生活の中で1つだけ変わった事が…
翔「A、そろそろ
行った方がいいんじゃないか？」
A「あっ！ そうだ！」
翔「あっ！ 帰るときは…」
A「送ってもらえ、でしょ？」
翔「そうそう」
三船先輩が卒業してから
朝はジムにお弁当やタオルなどを持っていて
夕方は病院へ行き
先輩が来るまでお母さんの身の回りの世話をしている
A「じゃぁ、行ってきます！」
翔「あぁストップ！」
A「え？」
翔「ちょっとだけそこに座って」
A「…うん」
兄ちゃんに言われるまま
向かいに座ると…
翔「行く前に、プレゼントがあります！」
A「…え？」
すると兄ちゃんは机に箱を置いて…
翔「ジャーンッ！」
A「っ！ えっ？！」
開けられた箱には…
携帯電話が入っていた…
翔「細かい設定は帰ってからして、
とりあえず三船君には電話番号伝えておいで」
A「いいの…？」
翔「だって付き合ったのに
携帯ないと不便でしょ？
俺も持っててもらう方が安心できるし」
A「ありがとう」
翔「引き留めてごめんな、
早く行っておいで」
A「うん！ 行ってきます！」
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作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
