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小林Side
家を飛び出した後…
僕は公園の池に向かって
先輩達からもらった誓いの第2ボタンを投げ…
ポチャッ… ポチャッ…
小林「っ！…」
ブンッ！ ポチャッ！
小林「っ…」
最後にまとめて投げ終えた時…
小林「ママッ…」
ママが隣に立ってきて…
バシャッ！ バシャッ！…
小林「っ？！」
ママが池の中に入って行き
僕が投げた第2ボタンを拾い出した…
小林母「百獣の王のライオンはっ…
我が子を谷底に突き落としてっ…
這い上がってきた
子供だけを育てると言うわっ…
だけどっ…
死なせてしまっては何にもならないっ…
だってっ… 私にはっ…
息子は1人しかいないのだからっ！」
小林「っ！ ママッ…」
小林母「あなたしかいないの…」
小林「っ… 僕っ…
死なないからっ…
谷底からも這い上がるから！
大丈夫だよ！」
僕もママに駆け寄って池に入り…
小林「ママっ… もっともっと
突き放して… 大丈夫だから…」
小林母「…ホント？」
小林「…うん！」
するとママは…
ドンッ！
小林「ぅわ！」
バシャンッ！
僕を突き飛ばした
小林「イッタァ〜 酷いよママ！
そういう意味じゃなくてっ！」
そして立ち上がった僕を…
ギュッ…
抱きしめてくれた…
小林「…ママ」
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作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
