23 ページ23
・
大地と一緒に学校へ向かい
部室に行ってみると…
象林先輩がやられた後で…
像林「オラ… 恥ずかしい////」
象林先輩が大地の後ろに隠れて…
三船先輩と目が合った…
三船「櫻井…」
A「ぁ…」
すると大地は私の前に立ち…
三船「鈴木…」
大地「みんな先輩の事が心配で…」
三船「…心配？」
大地「お母さんの事で…
ボクシング辞めちゃうんじゃないかって…」
すると犯人が分かったように…
三船先輩は後ろに居た内山先輩を見て…
三船「フッ、おしゃべりな野郎だ…」
大地「意味ないですよ…？
母ちゃん嫌っても…
憎んでも意味ないです…」
三船「テメェに何がっ」
大地「母ちゃんは俺たちの
根っこなんすから…
その根っこ嫌ったら…
人生 花なんか咲かせられない…」
三船「…」
大地「どんな母ちゃんだって
好きになるしかないんです… だって…
母ちゃんだからっ… 母ちゃんなんだから！」
三船「それ… 櫻井の前で言うのかよ…」
A「っ…！」
三船「話は聞いてると思うが…
櫻井は両親に会って怯えてっ」
A「私は嫌いじゃないです！」
「「「っ…」」」
私は大地の前に立ち…
先輩に向き合った…
A「私は親の事…
嫌いじゃないです…」
三船「でも実際っ」
A「それはっ… あの事を思い出して…
怖くなっただけです…」
三船「ならっ」
A「でも！ 家族で遊びに行ったり…
楽しくご飯食べたり…
公園で家族みんなで遊んだり…
いろんな楽しい事があって…
私にとってかけがえのない思い出です！
しばらく会ってないけど…
そんな親が私は大好きです！」
三船「…」
A「どんな親でも…
子供は親の事が大好きなんです！」
鰐川「三船さん！」
羽生「先輩！」
豹塚「三船はん！」
像林「パォ〜ン！」
内山「憲吾っ…」
小林君も胸ポケットから
ハンカチを出して涙を拭き…
小林「ズッ… 先輩！」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
