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A「えっ… これって…」
三船「…第2ボタン」
A「なんで…？」
三船「第2ボタンって女子に渡すもんで、
彼女がいたら彼女に渡すもんなんだろ？」
A「そ、そうだけど…」
三船「俺はお前に持ってて
ほしいと思ったんだ、もらってくれ」
A「…いいんですか？」
三船「“ですか”？」
A「あっ… いいの？」
三船「俺が持ってて
ほしいって言ってんだぞ？ 大切にしろ」
A「うん… ありがとう… け、憲吾君////」
三船「早く慣れろよ、今日1日だけだろう？」
A「努力してるもん…」
もんって…
三船「はいはい、さっさと食おうぜ！」
A「…うん！」
その後…
俺たちはバスケをしたり…
A「バスケもできるんだ！」
三船「中学ん時、一応 バスケ部だったんだ」
A「え？ そうなの？」
三船「打ち込むとなんかスッキリして、
唯一の楽しみだった」
A「そうなんだ」
三船「Aは？」
A「帰宅部、
中学年の時にはもう家出てたから」
三船「…そうか」
A「でも、家に帰って
好きな事やってたから楽しかったよ！」
三船「…ならよかった」
A「今も楽しいからね！」
銭湯に行ったりして…
A「銭湯なんて久しぶり！」
三船「行ってたのか？」
A「おじいちゃんが銭湯好きで、
低学年の時よくついて行ってたんだ！」
三船「へぇ〜 じゃぁ
たまにはお兄さんに言ってみたらどうだ？」
A「なんか即OKだしそう」
三船「そんな簡単に？」
A「『いいね！ 行こうぜ！』って言いそう」
三船「お兄さんって、そんな軽いの？」
A「結構軽いよ」
三船「妹思いの真面目な人だと思ってたのに…」
A「それは合ってると思うよ」
三船「なんだよそれ」
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作者名：nanami | 作成日時：2021年12月18日 20時
