BAD BOYS ～それぞれの覚悟～ (ページ13)

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数俊「他にも被害が？」

大野「それから少しして… 葵ちゃんと優紀ちゃん…

翔君の奥さんと娘ちゃんが歩いてる所に…

車が突っ込みかけて… すぐに逃げて行った…」

「「「っ？！」」」

大野「幸い2人とも怪我はなかったけど…」

段野「…怪我人が出たんですか？」

松本「怪我どころかっ…」

大野「優子ちゃん… ニノの奥さんがね…」

？「大野さん？」

声が聞こえた方を見ると…

大野「ニノ…」

二宮さんが立っていた…

二宮「どうしたんですか？

まさかっ！また誰か狙われたんですか？！」

大野「…Aちゃんがっ、事故にあった」

二宮「っ！ Aちゃんがっ…？」

段野「誰かに突き飛ばされたらしいです…

大きな怪我はないんじゃけど…

目が覚めんと何とも言えんらしゅうて…」

二宮「そう… か…」

松本「優子ちゃんは…？」

二宮「なんと落ち着いてはいるけど…

そう簡単には立ち直れないよ…」

段野「…何があったんですか？」

二宮「…昨日、駅のホームで」

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二宮『体調悪い？』

優子『うん… 何とか落ち着いてるけど…』

二宮『やっぱ病院行こう？

なんかあってからじゃ遅いんだから』

優子『大丈夫、ただの風邪だって』

二宮『だけどっ』

優子『心配しすぎ』

二宮『…無理だと思ったら言えよ？』

優子『は～い』

なんて話をしながら電車を待ってて…

一瞬スマホに目を向けた時…

ドンッ！

優子『あっ！』

二宮『えっ…』

繋いでいた手が離れて…

優子が線路に落ちたんだ…

優子『うぅ…』

二宮『優子！』

すぐに俺も線路に降りて、

周りにいた人に手伝ってもらって

優子をホームに上げたんだ

そしたら急に優子が苦しみだして

優子『うぅ！あぁっ！』

二宮『優子？どうした？！』

優子『っ！おなかがっ！』

二宮『えっ？』

優子『うぅ！』

二宮『っ！すみません！救急車お願いします！』

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