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A「別にカッコ悪くないよ？」
宏光「いいんだよ！ 納得できねぇ」
A「そう？」
宏光「おう、行くぞ！」
A「うん」
そして中に入り…
A「キレイ〜！」
宏光「こんなんだったっけ…？」
この前は2人の事で
あんまり見えれなかったからな…
A「あっ！ 可愛い〜！」
宏光「…そうか？」
A「可愛いじゃん！」
宏光「どれも一緒に見えんだけど…」
A「えぇ〜」
宏光「…こいつブサイク」
A「そう言うこと言わないの」
魚に可愛いとかあんのか…？
A「これ宏君っぽい」
宏光「…俺こんなか？」
A「この“すん”って顔」
宏光「そうか？ こいつはAに似てるぞ」
A「え？ これ？」
宏光「ふわふわしてる感じ」
A「…そう？」
宏光「うん」
A「そうかな〜」
そうだよ…
A「あっ！ クラゲ！
前も思ったけどここの水槽すごいよね」
宏光「あぁ… 確かに…」
A「でもクラゲって透明度があるから、
水槽に合ってるよね〜 キレ〜」
宏光「クラゲって触手、何回でも生え変わるの知ってた？」
A「え？ そうなの？」
宏光「らしいよ」
A「へぇ〜 私の足ももっと細いのに生え変わらないかな？」
宏光「折れても知らねぇぞ…」
A「折れないよ！」
いや折れるって…
宏光「もうすぐショーが始まる時間だし…
そろそろスタジアム行くか？」
A「うん！ 行こう！」
ギュッ！
宏光「え？」
手… 繋がれてる…
A「早く行こう！ 私 前の方に座りたい！」
宏光「お、おう…」
そのまま引っ張られるように2階スタジアムへ行き
席についたんだけど…
宏光「いや前すぎねぇ？」
A「水来るかな？」
宏光「いや3列目ってもろに来んだろ！」
A「カッパ持ってきた方がよかったかな？」
宏光「え？ 濡れる気満々なの？」
A「タオルは持っていたんだけど…」
スポーツタオル…
A「はい、宏君の分」
宏光「お、おう…」
A「もう始まるかな〜」
濡れる気満々っすね…
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作者名：nanami | 作成日時：2020年5月25日 21時
