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太輔「じゃぁ次は… どっち行く？」
高嗣「ミツ最後で」
宏光「え？ 俺最後なの？」
健永「やっぱりリーダーが最後でしょ」
A「じゃぁ私行きま〜す」
俺… 最後なんだ…
A「私は小学校の頃からいじめられてて…
友達もいなくて… 仲間はずれにされたり…
先生も助けてくれなくて… 親も両親が仲悪くてさ…
小学校はいる前に父親は家を出て行って…
それからは母親と揉めることが多くなって…
家にも学校にも居場所がなくなって…
その時に… 近くの公園でさとっぴたちに会って…
一緒に過ごすようになってすごく楽しくて…
私に居場所がないって知った時…
ここに入学することを勧めてくれて…
ずっとそばにいてくれて…
私は今ここに入れて… みんなと活動で来てる…」
俊哉「姫… グスッ！」
A「え？ 何で泣くの？」
健永「だって！ グスッ！ 酷いいじめ受けてたって…」
A「あぁ… 私の事はもう知ってるよね…
今は調べようと思ったら簡単に調べられるし…」
裕太「…ごめん」
高嗣「俺も… 調べたことある…」
A「いいよ… この学園に入って…
トップのグループに入った時から…
それは覚悟してたし…
むしろ叩かれる覚悟は出来てたから…」
太輔「そんな覚悟までして… 何で入ったの…？」
A「自分を変えたいって思ったし…
さとっぴたちが…『守る』って言ってくれたから…」
渉「そっか…」
A「それに… 嬉しかった…」
宏光「え？」
A「こんな私にも… 『好きです』とか…
『応援してます』とか… 声を掛けてくれて…
母親と喧嘩して… 遅刻したり… 休んじゃったら…
みんな心配してくれて… ホントに嬉しかった…」
裕太「Aちゃん…」
A「こんな私でも変われたから…
私みたいな思いをした人を勇気づけたくて…
私はここまでこれたし… みんなにも会えた…」
A…
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作者名：nanami | 作成日時：2020年5月25日 21時
