託されたもの9 (ページ3)

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宏光『夫婦喧嘩？』

裕太『Aちゃんの親の事は知ってるでしょ？

小さい頃から夫婦喧嘩が耐えなくて、

Aちゃんが小学校に上がる前に、

お父さんは家を出て行ったらしいんだ』

俊哉『そうだったの？』

裕太『それが原因で、

母親はAちゃんに当たるようになったって…』

健永『もしかして… 怒鳴り声を聞いたら思い出すから…？』

高嗣『自分に向けられたものなら尚更怖いから…

松本さんはAちゃんに怒れなかったんだと思う…』

宏光『そっか…』

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A「たいちゃん！これ出来ないよ！」

太輔「え？！嘘！」

渉「それはこっちじゃないの？」

太輔「あそっか！」

A「ちょっと～！」

太輔「ごめん！」

守るって言ったけど…

まだ知らないことが多いな…

裕太「ミツ、元気なくない？」

宏光「え？」

高嗣「そうだよ、さっきから全然しゃべらないし」

宏光「あぁ… なんかちょっとだるくてさ」

健永「疲れてるんじゃない？いろいろ忙しかったし」

宏光「かもな、ゆっくり寝るわ」

俊哉「体調悪くなったら言ってくれたらいいからね」

A「宏君が一番動いてくれてるんだから、

抱えこまないで何でも言ってね」

宏光「ありがと」

多分… 久々に母親の夢を見たからだろうな…

キスマイになってから見てなかったのに…

何で今頃になって…

その後、協力しながら勉強を進めて行き、

最終下校ギリギリまで粘った

宏光「よし！今日はここまでな」

高嗣「あぁ～！この間まで体動かしてたのに、

今は腕動かしてるからメッチャ痛い！」

渉「俺まだ筋肉痛残ってんだけど…」

裕太「それは言えてる」

太輔「ほら、さっさと片付けるぞ、

俺ら実家組は帰んなきゃいけないんだし」

A「わった～早く帰ろ」

渉「ヤッバ！急ぐわ」

俊哉「しばらくは3人で帰るんだよね」

A「あ、私明日残れないんだ」

太輔「え？！何で？！」

A「ちょっと約束があって、ごめんね」

宏光「まぁ… 約束があるなら仕方ないな…」

太輔「明日は渉と2人っきりか～」

渉「嬉しいくせに」

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