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何やってんだろうな…
こんな時にぶっ倒れて…
みんなに迷惑かけて…
朦朧としてきて…
意識が飛びそうになった時…
ガチャッ
A「お待たせ、起きれる？」
Aが戻ってきて…
体を起こすのを手伝ってもらった…
A「冷蔵庫にりんごがあったから切ってきた、
多分わったーのだと思うんだけど、
言ったら多分許してくれると思うよ」
宏光「ありがと…」
Aが持ってる皿を受け取ろうとしたら…
A「はい、あ〜ん」
宏光「…は？」
俺の口の前に突き出されたりんご…
A「早く口開けてよ」
宏光「いや… 自分で食えるよ…」
A「いいから、あ〜ん」
宏光「っ…」
大人しく口を開けたら…
りんごを入れられ…
A「何で赤くなるの？ 熱上がった？」
宏光「っ/// 別に…////」
そんなんされたら…/////
上がるに決まってんだろう…/////
A「はい」
宏光「自分で食うって…」
A「病人は大人しく言うこと聞いて」
宏光「…はい」
言われるままりんごを食べさせてもらい…
再び横になると…
疲れていたせいかすぐに眠りについた…
そして再び見た…
母親の夢…
〜〜〜〜〜〜〜
何処からかの帰りか…
小さい俺は母親と手を繋いでいる…
母『みっくん』
宏光『ん？ なに？』
母『今度のお休み、一緒にお出かけしようね』
宏光『やったー！ 楽しみ！』
母『思い出、たくさん作ろうね』
宏光『うん！』
そんな事も… あったな…
〜〜〜〜〜〜〜
そこで夢は終わって…
誰かが握ってくれてるのか…
手にはぬくもりがあった…
温かくて… 安心する…
だけど…
スッとそのぬくもりが無くなって…
薄く瞼を開けると…
少しぼやけてるけどそばに人影があって…
その人は立ち上がった…
待って…
行かないで…
1人にしないで…
俺は必死にその人の手を掴んだ…
？「っ…」
宏光「ぃかないで…」
？「ぇ…」
宏光「行かないでよ… 母さん…」
？「宏君…？」
そこで再び意識が途切れた…
母親の夢は見なかったが…
優しい声が聞こえた…
『どこにも行かないよ』
って…
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作者名：nanami | 作成日時：2019年11月11日 23時
