14話 ページ15
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実は、私は廉さんに星を見せてから
いろいろなところで星を見つけては写真を撮り、
印刷した写真を切り取って星のアルバムを作っていた…
その時間はすっごく楽しくて…
すごくワクワクした…
美男「これが今日の星の写真です！」
廉「3枚か… 今日は少ないな」
美男「すみません… だけど！」
私はカバンからアルバムを取り出し
美男「だいぶ溜ってきました！」
廉さんに渡した
廉「ま、引き続き頑張るように」
そう言う廉さんだけど…
美男「私の一番好きな星は… 目の前にありますけど…(小声)」
廉「何だ？」
美男「何でもありません！」
私はバレないように慌てて立ち上がった…
美男「あ！ 明後日には兄が帰ってきますね、楽しみです」
廉「そしたらお前は…」
そう… 私はA.N.JELLのメンバーじゃなくなる…
そしたら廉さんは私の方へ来て
廉「そうだ！ 望遠鏡かったぞ！ 俺にも星が見れるように」
美男「ホントですか！」
廉「今夜は星を眺めて、ファンミーティングだな」
美男「楽しみにしてます！」
廉さんは私にアルバムを渡して…
廉「兄貴が帰ってきても、変わらねぇからな」
美男「え？」
廉「これからもずっと… 2人で星見るぞ」
そう言ってくれた…
廉「それとこれ！」
そしてポケットの中に手を入れて、
何を出すのかと思って待っていたら…
廉「何でもない！ じゃぁ夜にな」
美男「はい、これから廉さんがアレンジした
『Miss You』を聴いてきます、社長がすぐ来いって」
廉「別にいいよ」
美男「廉さんが一生懸命作ったものですから！ 私も聞きたいんです！」
廉「…そうか」
美男「はい！ じゃぁ夜に！」
そう言って私は社長室へ急ぎ、
社長と馬淵さんと3人で『Miss You』を聞いた
そう言えば… Aさんはどうしたんだろう？
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作者名：nanami | 作成日時：2018年7月12日 21時
