19話 ページ20
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柊「お待たせしました」
安藤「おぉ！ 柊！ 待ってたよ！」
柊「それで、話って？」
安藤「まぁ座ってくれ」
柊「はい」
社長に言われるまま、ソファに座ったら…
安藤「さっき記者から連絡あってな、
近々、美男と美子が同席するインタビューをしたいっていうんだ」
えっ…
安藤「突っぱねてもいいんだが、あんまり関係を悪くしたくない、
ユーから美子に、話してもらってもいいかな？」
柊「…わかりました！」
そう返事しちゃったけど…
どうすればいいんだ…？
事務所から出た俺は取り合えず美男に電話を掛けたけど…
繋がる気配がない…
柊「マズいな…」
どうしよう…
そう思っていたら…
？「廉さん！」
前を見てみると…
廉と…
美男「廉さん待ってください！」
廉を追ってる美男が…
そして…
グッ！
美男「お願いです、話を聞いてください！」
そう言って廉の腕を掴んだ美男の手を…
バッ！
振り払った廉…
美男「廉さん！」
廉「まさか… お前が娘だったとはな…」
何があったんだ…？
廉「俺はずっとAしかいなかった… 子供の頃からずっと…
ようやく… A 以外に信じられる奴が…
心の底から… 全てを分かち合える相手が出来たって…
そう思ったのに… なのにどうして！」
美男「っ！」
廉「どうしてお前が… アイツの娘なんだ…」
美男「…」
廉「もう二度と… お前の顔は見たくない…」
そう言って… 立ち去って行った廉…
そして…
美男「廉さんっ…」
そこに残された美男…
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作者名：nanami | 作成日時：2018年7月12日 21時
