美咲ナンバーワン！

8話 ページ9

・


？「いい加減とぼけるな！」



声のした方を見るとパチンコ屋の階段の所に

店員さんと制服を着た生徒が6人いた



店員「お前らだろう！」

恭太郎「ちげぇって言ってるだろう！」

店員「他に誰がいるっていうんだよ！」



私はそこに行き…



美咲「あの、この子たちが何か？」

店員「あんた誰？」

美咲「御堂学園の教師です」

店員「こいつらの、先生？」

唯「その格好で？」

美咲「はい！」

和真「俺ら、あんたの事なんか知らねぇけど」

美咲「そりゃそうだよ！ だって初対面だよ？

で、生徒たちが何かご迷惑でも？」

店員「タバコですよタバコ！」

美咲「タバコ？」

店員「学生のくせにタバコ吸って、挙句こんなことして！」



そう言いながら店員さんが蹴ったのは、

燃えて溶けたであろう穴があるゴミ箱



店員「もう少しで火事になるところでしたよ！」

勇斗「てかさ、俺らじゃねぇつってんじゃん」

美咲「君たちじゃないのね？」

恭太郎「タバコなんて吸ってねぇよ」

亮介「証拠もねぇのに決めつけんなよ」

店員「けどな！ この変にはお前たちしかいなかったじゃないか！」



この店員、決めつけてる



美咲「あの〜 頭ごなしに疑うのはどうかと」

店員「それじゃぁあんた、こいつらの言ってること信じるんですか？」

美咲「えっ？ …えぇ」

店員「学校にも行かないで、昼間っからうろついている奴らですよ？！

嘘に決まってるじゃないですか！」

美咲「いやだからそうとも言い切れないんじゃないかと」

店員「まったく、生徒が生徒なら教師も教師だな！」

美咲「はぁ？！」

店員「お前ら！二度と来るんじゃねぇぞ！」



そう言って店員はゴミ箱をもって店の中へと戻っていった

っていうか何なのよあの店員！



勇斗「来るかバーカ！」

A「ねぇ、行こう」



女の子の合図で、6人は駐車場の方へ歩いて行った


・

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す