��小さな嫉妬 ページ13
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深山「明石さん」
明石「なんだ？」
深山「明日買っておくものなんだけど」
明石「買い物行くならついでに買えよ…」
深山「なんか言った？」
明石「なんでもねぇよ！」
深山「現場周辺の地図と」
明石「地図ね…」
深山「砂2kg」
明石「砂…」
深山「2mの板」
明石「板…」
深山「ぁあと飴ね」
明石「飴？ それこそ自分で買えよ！」
Aと結婚して… 拓真も産まれて…
幸せ街道まっしぐらな僕だけど…
拓真が大きくなった事で…
ある問題も出てきてしまった…
それはAが先に帰って…
僕が少し遅れて帰る時…
深山「ただいま〜」
A「おかえりなさい」
拓真「パパおかえり〜！」
深山「すぐご飯作るね」
A「うん」
拓真「パパのごはん？！ やった〜！」
A「よかったね」
僕が作る料理に喜んでくれるのは嬉しい…
でも問題は僕が料理中…
拓真「ねぇママ！ ぼくかけっこで1ばんだったよ！」
A「えぇ〜！ すごいね拓真！」
拓真「でしょ〜！」
A「じゃぁご褒美のギュ〜！」
拓真「ンフフッ！」
深山「…」
目の前でAに甘える拓真を見る事…
分かってる…
子供に嫉妬するってどんな親だって…
拓真もまだ5歳…
母親に甘えるなんて当たり前…
でも… うらやましい…
拓真が産まれてから…
2人の時間が短くなったし…
拓真を誰かに預けて2人で出かけても…
2人とも拓真が気になってしまう…
あそこに混ざるのも…
父親としてどうなんだろう…
深山「できたよ〜」
A「拓真、ご飯食べよ」
拓真「うん！」
深山「では… いただきマンホールからの脱出！」
拓真「だっしゅつ！」
A「…え？ 何かの映画？」
深山「ほら、食べよ」
A「ぁ… うん… いただきます…」
拓真「おいしい〜！」
A「パパのご飯おいしいね」
拓真「うん！」
深山「そう？ ありがとう」
拓真「ンフフッ！」
A「フフッ！」
深山「…フッ」
結論… 2人の笑顔が1番の調味料…
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作者名：nanami | 作成日時：2023年3月10日 0時
