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そして予定日が近づいて…
陣痛の感覚が短くなり…
A『うぅっ！』
深山『大丈夫、電話はしたし、
車も回してもらった、行こう！』
A『うんっ…』
深山『ごめんねニノ』
二宮『A先生の為ですから、
早く乗ってください、病院に行きましょう』
二宮先生が車を回してくれて
病院についたら分娩室に通され
ひろ君も付き添ってくれて
A『ンンッ！』
助産師『リラックスして〜！』
A『うぅ〜っ！』
助産師『ひっ！ ひっ！ ふぅ〜！ はい！』
A『ひっ！ ひっ！ ふぅ〜！』
助産師『ほらお父さんも！』
深山『ひっ！ ひっ！ ふぅ〜！』
A『あぁ〜っ！』
助産師『頭見えたよ〜！ はい！ ひっ！ ひっ！』
A『ふぅ〜っ！』
『ぎゃ〜！ ぉぎゃ〜！』
深山『っ！』
A『ハァッ…』
助産師『生まれました〜！』
深山『生まれたっ！』
A『ハァッ…』
生まれた…
助産師『元気な男の子ですよ〜
初めまして、お母さん、お父さん』
タオルにくるまれた赤ちゃんが
私の頭の横に置かれ…
A『男の子…』
深山『ありがとう… 生まれてきてくれて…
頑張って生んでくれて… ありがとう…』
A『そばにいてくれて… ありがとう…』
無事に出産が終わった…
〜〜〜〜〜
？「うぅ〜」
A「ねぇ」
深山「ん？」
A「名前考えてくれた？」
深山「もちろん！」
ひろ君は鞄の中から紙を出して…
深山「ジャ〜ン！」
“拓真”
A「たくま…？」
深山「そう！ “たくましく育つように”、
まぁAの子だからきっとたくましくなるよね」
A「フフッ！ ひろ君の子供だからでしょ？」
深山「まぁ… それもあるかもね」
A「よろしくね… 深山拓真君…」
深山「フフッ！」
拓真「あ〜！」
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作者名：nanami | 作成日時：2023年3月10日 0時
