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そう思っていると
三船先輩が来て縄をほどいてくれた
三船「大丈夫か?」
A「はい、ありがとうございます」
三船「…」
A「あの… 三船先輩…?」
しゃべらなくなった
三船先輩に声を掛けたら…
ジャージを脱いで私にかけてくれた…
そういえばシャツ引き破られたんだった…
三船「着とけ」
A「あ、ありがとうございます…///」
先輩は私の手を取って…
三船「あいつらキツク縛ったな… 跡ついてる…」
A「これくらいなら…」
三船「女なんだから残ったらどうすんだよ」
そう言って肩を支えながら立たせてくれて…
三船「吾郎、小林と一緒に鈴木を運んでくれ」
内山「あ、あぁ…」
私の肩を支えながら
保健室まで連れて行ってくれた
三船「腕出せ」
A「あ… はい…」
腕を出したら
冷えピタを一周するように両腕に貼ってくれて、
取れないようにテープで固定してくれた
三船「これでマシにはなるだろう」
A「ありがとうございます」
三船「いや… 悪かったな…」
A「え?」
何で謝るの?
三船「守るって言ったのに…」
A「そんなっ!
今回の事は私と大地の問題です、
三船先輩が責任を感じることは全くありません」
三船「…そうか」
A「それに、三船先輩は私に気にかけてくれて、
手当までしてくれて、本当に感謝しています」
三船「やれることはやってやる、安心しろ」
A「ありがとうございます」
そうしていたら…
内山「憲吾! こっちも終わったぞ!」
三船「おう、じゃぁ、鈴木の事頼むな」
A「はい、ありがとうございました」
三船先輩と内山先輩は保健室から出ていき…
大地の所へ行くと…
大地はベッドで寝かされていて…
鰐川君に傷つけられた所には
丁寧に手当てがされていた…
ボクシングは怪我することが多いから慣れてるのかな?
しばらくして大地の目が覚めて
私たちは家へと帰った
あっ! 三船先輩のジャージ洗濯して返さなきゃ…
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作者名:nanami | 作成日時:2017年3月10日 0時