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大地「あぁ… やっぱり…」
内山「ただ強いだけじゃないぜあいつは…
何つうか… いかしてぇんだよな…
だからみんな言うことを聞く、
海王がまとまったのは… あいつがテッペンで…
つまんねぇ悪さを辞めさせたからさ…
まぁ、俺もその一人さ、
あいつのカッコよさにやられたっていうか…」
大地「ちょっとした
カリスマ性っていうんですかね？」
内山「おぉそうそうそう、それ、
お前よくわかってんじゃん、ほら」
そう言って内山先輩は
俺にみかんを差し出した…
俺が持ってきたみかんなんですけど…
大地「どうも…
でもなんかちょっと… 暗く感じません？」
内山「そこがまたいいんだろうが、
ブレない感じで… 孤独っていうか…
孤高っていうかよ…」
大地「はぁ…」
内山「これだけは言ったら殺されるから…
気をつけろよ…」
大地「え？」
内山「あいつ… 小さい時に…
母親に捨てられてるんだ…」
大地「…母ちゃんに？」
その後、内山先輩に三船先輩のことを教えてもらった
あの人にも… そんな過去があったんだ…
内山「だから俺ら心配なのさ、
憲吾が卒業すりゃ
また無法地帯でまとまりが無くなる…
そしたら、他行の連中になめられるってな」
大地「先輩ってあの学校好きなんすか？」
内山「好きってうか…
ほら、サッカーとか興味がなくても、
ワールドカップじゃぁ応援する
っていうのあるだろう？」
大地「あぁはい」
内山「国とか母校って… 何つうか…
心の拠り所！ みたいなもんじゃねぇか」
大地「…ですね」
内山「そう言えば、
お前の幼馴染大丈夫だったか？」
触れられたか…
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作者名：nanami | 作成日時：2017年3月10日 0時
