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すぐに櫻井さんが声明文を発表し
事態は落ち着きはしたが…
Aへの世間の声は…
あまりいいものではなかった…
それからしばらくして…
新たな依頼が入ってきた…
…Aはサポートに回ったまま
佐田「8年前に起こった
殺人事件の再審請求ですか…」
亮平「俺は… この8年間…
父が母を殺したなんて1度も思った事ありません…
それに… 死刑だなんて… 絶対納得できません…」
トキ子「息子はっ… 人を殺すような人間じゃないんです…」
山口「弁護士として、私は力になれませんでした…
一縷の望みをっ… 班目先生の所に託せないかとっ…」
亮平「僕は今でも父を信じています…」
尾崎「お父さんが罪を犯していないと
信じる理由は何ですか？」
亮平「…家族だからです」
尾崎「っ…」
家族…
〜〜〜〜〜
『大丈夫や、すぐ戻ってくっさけぇ』
〜〜〜〜〜
深山「…」
亮平「店の事ではよくケンカをしてたけど…
ホントにすごく仲が良かったんです…」
話を聞かせてもらい見送った後
前任の弁護士さんからもらった資料を見せてもらい…
班目「息子さんは、母親を殺された被害者でありながら、
殺人犯の息子として、世間から冷たい視線を浴びてきた…
二重にも三重にも、苦しい環境に置かれて、
人生を歩んできたってわけか…」
佐田「しかしですよ？ 再審請求を通すには、
判決を覆すだけの確かな証拠を弁護側が出す必要あります」
班目「戦後70年の中で、死刑、
または無期懲役の判決が出た案件で、
再審請求が通り、無罪を勝ち取ったのは
僅かに9件しかない」
佐田「はい」
よし行こう
一旦 部屋に戻って荷物をまとめ
深山「A、接見に行くよ」
A「あぁ… すみません… 私はまだ…」
深山「ぁ… そっか…」
尾崎「仕方ありません、行きましょう」
深山「しょうがないなぁ…」
A「あ、でも… 代わりをお願いしているので」
深山「代わり？」
っという事で接見へ行き…
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作者名：nanami | 作成日時：2022年10月9日 23時
