22 ページ22
・
“山岡”
佐田「…あれ？」
深山「もしかして、その0.1％って…
山岡さんの情報ですか？」
尾崎「山岡さんの事ならすでに把握しています」
佐田「っ？！」
するとその下に“真一”と書き足し…
佐田「ここまでは知らなかっただろう！」
藤野「てっきり“史郎”とかと…」
佐田「そうそうそこら辺なんだよ普通、
山岡真一さん！ “真”実が“一”つと書いて！
お前の大好物だよ！」
深山「だからそれで？」
佐田「それで、消防士の話によると、
この山岡真一さんは！
ガラケーで燃えるアパートを撮りながら、
“燃えちまえ！”って叫んでたんだよ！」
深山「燃えちまえ？」
佐田「そう言ったらしいんだよ…」
A「山岡さんが放火したって事ですか…？」
佐田「その可能性が高い」
尾崎「まずは山岡さんですね」
佐田「その通り！ でな！
落合にこの山岡真一さんの所在を調べさせてみたら、
都が運営する宿泊施設、
ここに出入りしてる所まで突き止めた、
今落合にそこ向かわせてるから」
落合「佐田先生！」
佐田「何だなんだ」
落合「山岡真一さんですが」
佐田「何だよ」
落合「しばらく！ 姿を見せていないらしく！」
部屋に入ってきた落合先生は
佐田先生を通り越して尾崎先生の前に立ち
尾崎「っ？！」
落合「どこに行ったか、わからない状況です！」
佐田「こっち向いて言えよ！」
落合「はい」
佐田「じゃそれで、その親族とか
なんか親類とかいないの？」
落合「都に問い合わせてみたんですが、
まったく手掛かりがありません…」
佐田「えぇ〜そうなんだって
こっちを見て言いなさいよそれを！」
落合「あ、それと！
今日発売の週刊ツライデーに、
結構ヤバ目の記事が…」
佐田「それはこっちに見せるんだ…」
落合「載ってます」
佐田「何だよヤバい記事って…」
尾崎「お借りします」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nanami | 作成日時：2022年10月9日 23時
