21 ページ21
・
話を聞き終えて事務所に戻り、
藤野さん達が撮ってきた
海老沢さんの証言動画を見て…
海老沢『山積みになっていた新聞とか…
週刊バイブスなんかが、燃えてるのが見えました、
火はもう私の頭くらいまでになってました…
それから… 2階に駆け上がって…
寝ていたヤエさんを起こして避難させました…』
女子生徒『体操服泥棒！』
ん？
女教員『ヤーッ！』
明石『アァッ！』
映像が変わると明石さんが
剣道部の女子達に竹刀を向けられ
女性の教員に背負い投げされて
明石『親父にもっ… 投げられた事イタイイタイ…！』
藤・中「フッ！」
明石「違う違うっ…」
深山「ねぇこれ何やってるの？」
明石「いいんだいいんだ…」
中塚「こいつ体操服泥棒と間違えられてっ！」
深山「あぁ〜 まだやってたんだ」
A「え？」
明石「誤解招くような事言うな！」
深山「やってたでしょ？」
明石「やってねぇよ！」
深山「8回目でしょ？」
二宮「8回目？！」
明石「やってねぇって！」
尾崎「戻りました〜」
藤野「ぁおかえりなさい」
A「おかえりなさい」
尾崎「島津ヤエさんから、
気になる人物の話を聞けました」
深山「15回目だよね」
明石「なんで15回目何だよ、やってないよ！」
尾崎先生がホワイトボードを裏返し書いたのは…
“山岡”
中塚「山岡？」
藤野「史郎？」
尾崎「事件の2年ほど前まで、
ヤエさんと同じアパートの
2階に住んでいた男性なんですが、
手癖が悪く、人の部屋に忍び込んで、
金目の物を盗んでいたそうで、
その時は久世さんの奥さんが通報し、
警察に逮捕されています、
さらに事件当時、現場に居たそうで、
アパートに近づこうとし、
消防士と揉めていたそうです」
深山「アパートに近づこうとしてた…？」
藤野「気持ちの悪い奴だなぁ〜」
明石「なんでこっち見ていうですか」
深山「15回目だからねぇ〜」
尾崎「っ！」
佐田「みんな喜べ！ 0.1％が見えて来たぞ！」
尾崎「ホントですか？！」
佐田「私の会見が功を奏したんだよ！
あの会見を見てなぁ、
8年前に事件現場で消火活動をしてた消防士が！
怪しい人物を目撃してたと私に報告してきたんだよ！」
藤野「おぉ〜」
佐田「その男の名前がなぁ」
佐田先生がホワイトボードに書いた名前が…
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nanami | 作成日時：2022年10月9日 23時
