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『〜』
深山「止めて、電光掲示板の時計は何時になっていますか…？」
検察「…っ！」
川上「…！」
深山「この映像から分かるように、
逆転サヨナラホームランを打った時刻は… 21時38分です」
検察「っ…」
深山「ではなぜ、
ガソリンスタンドの防犯カメラの画像が、
21時30分になっているのでしょうか？
つまりこれは、防犯カメラの時間が、
8分間遅れていた事を示しています、
っという事は、久世さんが灯油を購入した時刻は、
21時30分ではなく、
本当は21時38分だったという事です、
ではもう1度、売り上げ明細書をご覧ください、
21時30分には、15Lの灯油を購入されていますが、
これは別の人物です、
それでは、21時38分の欄を… 見てみましょう…」
下がっていくと…
深山「この時刻に、
5Lの灯油が購入された記録が残っています、
つまり、これこそが、
久世さんが購入した灯油だったんです、
調書で明らかになってるように…
久世さんの車の中には、5Lの灯油が乗っていました、
っという事は、灯油は1滴も減っていなかった…
よって、久世さんが灯油をまいて、
店を放火する事は絶対に不可能だった事になります」
検察「ポリタンクに最初から
灯油が入っていた可能性だってある！」
佐田「そもそも灯油を購入したのが
この21時38分そして駐車場に戻ったのが
7分後の21時45分なんですから、
店に寄る余裕なんてないでしょう」
検察「先に灯油を撒いたかもしれないだろうっ」
佐田「それはおかしいでしょうっ」
川上「はいはい！ あぁ〜！」
「「「っ…」」」
川上「双方の主張はわかりました、
では、弁護側は、検察の主張を覆す為にも、
ポリタンクに元々灯油が1滴も入っていなかった事を
示す証拠を提出していただけませんか？」
佐田「っ？！」
尾崎「川上さんっ？！」
川上「それでは… また」
そう言い残して
僕らを残し皆さん部屋から出て行き…
佐田「ない事を証明しろなんて冗談じゃないよっ
ポリタンクに元々1滴も入ってなかった事
誰が証明できんだよっ！」
尾崎「出来ませんっ…」
二宮「何これっ…」
深山「2人の親父ギャグがなぁ〜…」
佐田「関係ないじゃん」
深山「…嫌な予感したんだよなぁ」
佐田「だから関係ないじゃんっ」
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作者名：nanami | 作成日時：2022年10月9日 23時
