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翌日、藤野さんがビニールプールを持ってきてくれて
A「可愛い〜！ うちのあったの
ただの円形だったなぁ〜」
藤野「この滑り台が娘に人気なんですよ」
深山「へぇ〜！」
二宮「双子でしたっけ？」
藤野「はい！」
深山「もうちょっと！」
藤野「はい」
深山「へい！ へい！」
尾崎「何してるんですか？」
不思議そうにやってきた
尾崎先生に資料を渡し
深山「裁判所は、久世さんが15L購入して、
そのうち10Lを現場に撒いて放火した、っと認定してる、
そして、車ん中にあったポリタンクに、
ちょうど5Lの灯油が残っていた…」
明石「それがどうかしたのか？」
深山「っという事は、久世さんは放火する際に、
ピッタリ10Lの灯油を撒いた…って事になるよね？」
明石「うん…」
深山「そんな器用な事が、果たしてできるのか…
さぁ明石さん！ やってみよう！」
明石「俺？！」
深山「うん」
明石「任せろ！」
深山「どうぞ」
二宮「こんな事までやってるの？」
A「はい」
明石「明石！ 10Lピッタリ、撒きま〜す！」
深山「さぁどうだ」
明石「オリャァ」
ドボドボ！…
藤野「5Lちょうど残すんだよ？」
明石「5Lピッタリに残しま〜す！ よし！」
藤野「さぁ、5Lちょうど残ってるでしょ〜か」
深山「1回目」
藤野「全然ダメ、9.06残ってま〜す」
明石「あれスゲェ残ってる…」
深山「はい次」
明石「明石、5Lピッタリ、残しま〜す！」
二宮「これ続けるの？」
深山「うん」
明石「イケェ！」
ドボドボ！…
明石「さぁ行け！ 行け！」
深山「さぁどうだ！」
明石「どうだ！」
藤野「あぁ全然ダメ、6.44残ってます」
明石「あぁ…」
しばらく続けて行き…
明石「明石… 行きま〜す！」
藤野「頑張れ〜」
深山「さぁどうだ」
明石「イケェー！」
深山「20回目」
ドボドボ！…
明石「オリャァ！」
藤野「ちょ、ちょっとやりすぎじゃない？」
明石「やりすぎじゃない！ これくらいだ！」
藤野「やりすぎだよ？」
明石「よぉ〜し！ ハァッ… ハァッ…」
藤野「ほらぁやっぱり、2.02しか残ってない」
明石「これで勘弁してくれねぇか！」
深山「無理です」
〜〜〜〜〜
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作者名：nanami | 作成日時：2022年10月9日 23時
