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尾崎先生に先に現場に行ってもらい
後から佐田先生もつれて僕らも向かって…
佐田「絶対 突き止めるんだぞ、誰がやったか、
場合によっては指紋とかとってもいいからな、
わかったか中塚君、頼むよホントに！ クッソ…」
A「見つかるといいですね… 犯人…」
佐田「あぁ…」
佐田先生が電話している時、
ちょうど店主がタバコ屋のシャッターを開け…
佐田「で、説明しろよ早く」
深山「新井さんに唯一、
犯行可能な方法がある事がわかりました」
佐田「それはさっき聞いたよ、やってよ」
深山「やりますよ」
尾崎先生に電話をかけ…
ゲコッゲコッ！ 電話ですよ〜♪
あのちょっと電話何ですけど〜♪
ゲコッゲコッ！ 電話ですよ〜♪
向こうにある顔出しパネルから顔を出して
こっちを見ている尾崎先生が電話に出た…
尾崎『…はい』
深山「変な着信音！」
A「深山先生っ！」
深山「いいよ」
尾崎『…』
佐田「電話でっ… 電話って…」
深山「あ怒ってる」
佐田「怒ってんだ」
深山「怒ってます」
A「あんな事言うからですよ」
尾崎先生はセンサーに
ギリギリ引っ掛からない所まで行き…
こちらを見た後に屈んで
タバコ屋を通り過ぎ
＜ピンポ〜ン！ いらっしゃい〜！
店主「は〜い、何します？」
尾崎「こんにちは」
店主「おぉ〜、べっぴんさんか」
今来たかのように顔を出した
佐田「なるほど…」
深山「新井さんはあの日、開店する、
11時よりも前にタバコ屋の前を通り過ぎ、
平田さんの事務所に向かった…
おそらくそこで、平田さんと
土地に関する事を相談するふりをしながら、時間を稼ぎ…
12時から12時30分の間に、平田さんを殺害した…
そして、自分の部屋の隅に身を潜めて…
雄太さんが立ち去るのを待ち…
自分のアリバイを作る為に… 部屋を荒らした…
その後、事務所を出てタバコ屋に向かい、
今、彼女がやったような方法で、
あたかもその日 初めてやってきたようなふりをして、
13時28分に姿を見せた…」
佐田「それっ、理論上は可能でもさ、
実際がそうだったって事を証明すんのは、
ちょっと難しいな…」
深山「今の所、1つだけ方法があるとしたら…
事件当日、新井さんはタバコ屋の店主と…」
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作者名：nanami | 作成日時：2022年7月14日 0時
