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尾崎Side
深山先生たちが出て行き…
尾崎「…なんで話してくれなかったの？
先に話してくれれば、他の対処の使用もあったのにっ」
雄太「真っ先に示談にするっ
て言ったのは姉ちゃんじゃないかっ…
俺が逮捕された時っ… 駆け付けた姉ちゃん見て…
大丈夫… 必ず姉ちゃんが助けてくれると思った」
尾崎「私だって絶対にあなたを助けるって… 思った…」
雄太「…」
尾崎「でも、あの時は、被害に遭われた糸村社長に、
いち早くお詫びをする事が、あなたの為だと思ったの…
それに、反省の意を示せば、あなたの罪を軽くっ」
雄太「俺の事信じてなかったって事だろう？！
俺はっ… それが一番辛かったんだよっ…」
尾崎「…」
雄太「姉ちゃんと違って勉強は出来なかったけど…
本気で一人前の寿司屋になろうと思ってたんだ！ なのにっ…
一番信じてほしかった家族に信じてもらえなかったんだよ！」
尾崎「…」
雄太「もういいよ…
姉ちゃんは俺のせいで夢だった裁判官を辞めたんだ…
俺は最悪だよ… 出来の悪い弟をもって…
ホントは頭に来てんだろう…？」
尾崎「…そんな風に思った事1度もない」
雄太「っ…」
尾崎「信じてもらえないかもしれないけど…
あなたの無実を… 私が絶対に証明して見せる…」
雄太「…」
絶対に…
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作者名：nanami | 作成日時：2022年7月14日 0時
