99.9－刑事事件専門弁護士－ Season2 真実を追う者と恋愛の神様6 (ページ18)

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尾崎Side

あの時、証言をした大西達也さんに話を聞く為、

彼が出入りしているというクラブへ向かい

ガヤガヤ！

ちょうど集団が出てきて、

その中に大西達也さんを見つけ

尾崎「あの、大西さんですよね…？」

大西「…」

尾崎「ちょっといいですか？」

少し離れた場所で話をさせてもらい

大西「なんで今更2年前の話なんだよ…」

尾崎「大西さん、

あなた本当に雄太が500万持ってるの見たんですか？」

大西「…あぁ、どうだったかな」

尾崎「あなた雄太の友達だったんでしょ？

なぜわざわざ彼に不利になる証言をしたの？」

大西「知らねぇよ…」

そう言うって立ち去ろうとしたのを

腕を掴んで引き留めたら

グッ！

尾崎「ちょっと待って！ちゃんと答えて！」

大西「知らねぇって言ってんだろ離せっ！」

振りほどかれて行ってしまった…

尾崎「っ…」

そして翌朝、

雄太に会いに行ったのだけど…

尾崎「大事な話があるって伝えてもらえましたか？」

警官「本人が、会いたくないと言ってますから」

尾崎「っ…」

会いたくないって…

仕方なく事務所へ行くと…

尾崎「おはようございます…」

シーン…

刑事事件専門ルームには誰もいなかった…

自分の席に着き…

2年前の事を思い返した…

～～～～～

尾崎『大丈夫、私が助けてあげるから』

雄太『…』

～～～

尾崎『雄太、執行猶予が済んでよかったわね』

雄太『っ…』

でも雄太は私を無視して…

尾崎『雄太？』

雄太『…2度と連絡してこないで』

そして私は… 裁判所を辞めた…

～～～

雄太『その人は外してもらえますか…』

～～～～～

私は窓際に飾っているサリーを手に取り…

サリー(尾崎)「舞子、助けるって言ったんだろう？」

尾崎「本当は助けたんじゃない…」

サリー(尾崎)「でも、助けたいって思ったんだろう？」

尾崎「…サリー」

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