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尾崎「…証拠がすべて揃っていたので、
雄太の犯行で間違いないと判断しました、
だとすれば、被害に遭われた糸村社長に、
いち早くお詫びをする事が… 雄太の為だと思ったので…」
深山「でもおかしいんだよねぇ〜」
尾崎「…何がですか？」
深山「雄太さんは従業員だから、
事務所に出入りしてたはず、だとしたら、
金品がどこにあったかは分かってたはずだよね、
雄太さんが犯人だとすると、
ここまで… 荒らしたりするかなぁ？
それと、証言台に立った大西さんは、
事件の後 雄太さんが500万円を持っているのを見た、
っと証言している、雄太さんの犯行だとしたら、
大西さんはない物を見たって事になるね…」
尾崎「っ…」
深山「君は、本人が否認してたのに、
勝手に示談にしたんだよね」
尾崎「雄太は最終的に犯行を認めたんです」
深山「じゃなくて、
君はこの事件をちゃんと調べたの？」
尾崎「…私は雄太をっ 助けたんですっ」
深山「まさか、事実を調べず、
調書を鵜吞みにして、
雄太さんを犯人だと断定したんじゃないよね？」
尾崎「っ…」
ザワザワ…
すると尾崎先生は立ち上がって
荷物をまとめだし
佐田「おい、ちょっとどこ行く尾崎」
尾崎「大西さんを探して、話を聞きます」
佐田「それは〜ほら、みんなでっ」
尾崎「結構です！」
「「「っ…」」」
尾崎「ここからは… 私がすべてやります」
深山「雄太さんに依頼されたのは僕らなんだけど」
尾崎「… 窓口だけ… お願いできますか…？」
深山「…」
それだけ言うと尾崎先生は出て行き
佐田「尾崎っ」
ガタッ！
佐田「ァイタ！」
藤野「あぁあぁ…」
佐田「邪魔なんだよ、邪魔んだよ毎回 荷台が、
尾崎、おい尾崎！」
窓口ね…
深山「今回も2年前も、物取りの犯行としては、
必要以上に荒らされてるなぁ…」
A「どうします？」
とりあえず…
深山「手分けして、
雄太さんの交友関係を当たりましょう」
佐田「交友関係？ それ調べてどうすんだよ」
深山「もしかしたら、
何かしらの手掛かりが掴めるかもしれません」
佐田「…よし、お前たち行くぞ！」
明石「仕方ねぇなぁ」
藤野「尾崎先生の為です！」
中塚「行きましょう！」
深山「大丈夫」
A「はい」
深山「うん、行こうか」
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作者名：nanami | 作成日時：2022年7月14日 0時
