腕の中で考えること ページ9
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テヨンさんのことが好きだと気づいた瞬間、自分は何て無謀な恋をしているんだと嫌気がさす
報道が本当かどうかとか、そんな事はあまり重要じゃない
やっとの初恋、もうすでに失恋フラグ立ってるし
「…宿舎に、いなくてもいいの？」
JH「言ったじゃん。俺はAが好きだから、側にいたい」
「心配させちゃった？はは、ごめん」
JH「泣いてる時に無理して笑わなくていいから」
ジェヒョンさんの抱き締める力がぐっと強まる
少し苦しいけど、それくらいが丁度良かった
もっと苦しくなれば、胸の痛みが少しはマシになるかな
「優しいね、ありがと」
JH「Aにだけ」
「もう、ばか」
JH「何も期待しないから、俺を利用してもいいよ」
「そんな最低なこと、するわけないじゃん。できないよ」
秋の風が吹いた
この瞬間の全てを流してほしい
「…ごめんね、もう大丈夫だから。」
JH「泣きじゃくりながらよく言うね」
「ジェヒョンさんの服も汚れちゃったし。帰ろう」
彼は自分の濡れた胸元を見てははっと笑って
送っていくよ、と言って涙を指で拭ってくれた
タクシーの中で私達の会話はなかった
その方がよかった。泣き疲れて話す気力もなかったからだ
窓から見える綺麗な夜景も今はなんだか虚しい
JH「ここがAの家か〜」
「そう、ここの5階だよ」
JH「ドアの前まで見送る」
「心配しすぎだよ」
エレベーターから降りると同じ階の住人が部屋から出てきた
ジェヒョンさんだとバレる訳にはいかない
「あの、一旦部屋に入って」
JH「ん、ありがと」
普段なら大急ぎで部屋を片付けるだろうけど、今は散らかってることなんてどうでもよかった
JH「お、おじゃまします…A、座って。なんか飲む？」
「んーん、いらない」
JH「俺すぐ出るけど…1人で大丈夫？」
「………うん」
その瞬間、ジェヒョンさんはまた私を抱き締める
そのおかげで落ち着いてる自分がいた
JH「嘘下手すぎ」
「少し寂しいけど、もう充分落ち着いたよ。大変な時にごめんね」
JH「いいから。ちゃんとお風呂に入ってぐっすり寝て」
「うん、そうする」
JH「すぐ連絡するから、じゃあ」
「うん、ありがと」
ジェヒョンさんの言う通り、すぐにメッセージが来た
スマホを開くとまたしてもテヨンさんのニュース
ああ、また目の奥が熱くなる
私、テヨンさんが好きだよ
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waka(プロフ) - あら？？終わり？？楽しく読ませてもらいました😆 (10月10日 15時) (
レス) @page29 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
豆乳トランジスタ(プロフ) - ジアさん» めちゃ嬉しいです！ありがとうございますㅠ-ㅠ亀更新ですがよろしくお願いします❤︎ (2022年11月21日 1時) (レス) id: 8f89569a4b (このIDを非表示/違反報告)
ジア - 1から引き続き、最高すぎます！！テヨンくんと幸せになってほしいですが😢💓ジェヒョンの優しさとても切ないです😭応援しております！ (2022年11月6日 0時) (レス) @page10 id: 9069ac0b2d (このIDを非表示/違反報告)
豆乳トランジスタ(プロフ) - シノさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！一方通行なジェヒョン、いいですよね(T_T)❤︎ (2022年9月10日 15時) (レス) id: 8f89569a4b (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - お話の続きありがとうございます！このお話のジェヒョンくんが好き過ぎて泣けます。ジェヒョンくんがんばってーーー (2022年9月10日 15時) (レス) @page3 id: f14816bc12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆乳トランジスタ | 作成日時：2022年9月10日 12時
