大人が嫌いな僕達 (ページ21)

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変化ページ21

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久しぶりの再会も虚しく、僕は話しかけられずにいた

ジェヒョン先生を押し退けて奪い去りたいけど

そんな事出来るわけなかった

この4年間、あの2人はどんな関係だったんだろう

Aは僕のこと考えたりしてたんだろうか

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会は中盤になり、どっと疲れた

お酒を飲まない僕は周りのテンションについて行けない

外の風を浴びようと、会場を出た

外の喫煙所にAはいた

「…ふう、」

あの頃、大人なんてだいっきらいなんて言ってた彼女はすっかり大人の女性になっていた

僕は何も変わってないような気がして、置いて行かれたような気分だ

JM「煙草、吸うんだ」

「…ジェミン、久しぶりだね」

懐かしいその声、くすぐったい

「いつも吸ってるわけじゃないよ。お酒飲む時だけ」

JM「…来ると思わなかった」

「ロンジュナに無理やり連れてこられたの」

JM「髪、染めたんだね」

「うん、変かな」

JM「いや、綺麗だよ。本当に」

「ジェミンも…スーツ姿、いいじゃん」

相変わらず今も綺麗だ

ゆらゆらと君が吐く煙を見つめる

「ジェヒョン先生とさっき話したの、ごく普通の会話。嬉しかった…あの頃あんなに不安だったのにさ、大学でひたすら絵を描いてたらあっという間に吹っ切れた」

…なんだ、そうだったのか

よかった。Aの笑顔は昔より晴れやかに見えた

「辛い時、一緒にいてくれて…ありがとう」

JM「お礼言われるような事してないから」

「連絡したかったけど…なかなか忙しくて、ごめんね」

JM「いや、いいよ。またこうやって会えた」

「ジェミンは優しいね、昔も今も。…寒いし、そろそろ中行こっか」

じりじりとタバコの火を消した

いやだ、まだ戻りたくない

まだ話し足りない

まだ君と2人でいたい

そう思った途端、Aの腕を掴んでいた

少し強引だけど引き寄せて抱きしめた

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