大人が嫌いな僕達 (ページ14)

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掟ページ14

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数日経った

あれから2人で会ったりはしていないし

学校では相変わらず話さない

唯一変わったのはお昼を一緒にとっている事くらい。その中でも僕とAの会話はほぼないけれど

JH「ほら、授業始めるから席ついて」

ああ、僕の苦手な時間だ

…うわ、先生今Aのこと見たでしょ

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プリントを渡され、順番に解いていく

その間ジェヒョン先生は席を周り、生徒の出来を見ていた

…あ、こっち来る。やめてよ、Aはあなたのせいで苦しいのに

やめて、話しかけないで

JH「A…」

JM「A、これ分かんない」

「……え、？」

僕は咄嗟に話しかけた

2人の間で暗黙のルールみたいなものを破ってしまった

Aはびっくりして目をぱちぱちさせている

一方ジェヒョン先生は首を傾げて通りすぎた

「えっと、ここはね……ってできてるじゃん」

JM「……あ、ほんとだ」

なんて僕はとぼけてみて、視線を黒板にうつした

そしてなんとか授業は終わり、

JH「放課後Aとジェミナは全員の課題集めて英語科準備室まで持ってくるように。じゃ、HRまで大人しくしとけよ〜」

最悪の指示を受けた

HRが終わり男子の分の課題を受け取り、僕は足早に準備室に向かった

なんとなく、Aと顔を合わせられなかったから

ガラガラ

JH「…お、ジェミナ。早かったね、ありがとう」

…やめてください、その余裕そうな表情

心臓を握りつぶされてる気分になる

JH「…ん？どした？俺の顔なんかついてる？」

JM「…あ、いえ。ノートここに置いておきます」

JH「そういえばジェミナ、いつの間にAと話すようになったんだな。…Aはあんまりクラスの奴と話さないから、嬉しかった」

まるでAのことは俺が1番分かってる、とでも言っているような口ぶりだった

そのマウントのようなセリフに俺は刃向かう

JM「僕とAは仲良いんです。音楽の趣味も合うし、共通の友達もいますから」

なんて、こんなのあっちからしたらほんのジャブだろうけど

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