探偵ナナちゃん ページ4
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あれから3週間、だらだらと時間は過ぎて行った
そして、キムAについて分かったことが2つある
ひとつは
JH「A、これ休み時間に持ってきてくれる？」
「はい、分かりました」
JH「わ、すご。これ解けたんだ」
「ふふ、もちろん」
英語科のジェヒョン先生に対してだけ、彼女は態度が若干違う
話を聞く時も普段とは違って優しい目をしていた
そしてジェヒョン先生もまた、他の生徒とキムAへの対応が違う様に見えた。うまく説明できないけど…何か特別な感じ
あとひとつは、昼休みはいつも教室にはいないこと
授業が終わるといつもどこかにいってしまう
僕の勘が正しければ、ジェヒョン先生とキムAは付き合ってるんじゃないだろうか。と思う
側から見ればあの2人は美男美女同士、かなりお似合いだ
本当は授業中にサインを送りあったり
昼休み中は空き教室でご飯を食べたり
卒業したら結婚しようね、なんて話をしたりしてるんじゃないだろうか
まあこれを知ったところで証拠は何もないし、あったところで誰かに話すようなことじゃない
だけど2人で話してる時のキムAは
とてもかわいらしいと思った
彼女にこんな顔をさせるのか、あの先生は。すごいな
別に先生に何かをされた訳じゃない
英語が苦手な訳でもない
でもなぜか、僕は英語科の授業があまり好きではなかった
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作者名：豆乳トランジスタ | 作成日時：2022年1月22日 19時
