あの夢… ページ47
☆翔side☆
トントン
智「翔？ いつまでそうしてるつもり？」
結局、俺はまだ布団の中…
考えたって答えなんか出るわけもない。
こんなの、駄々をこねてる子供みたいじゃないか？
智「Aちゃんが、翔が出てくるまで待ってるって。
後は頼んだからね。 にいは絵仕上げるからジャマしないでよ」
翔「え？ ちょ…」
待ってよ。 この状況で頼まないでくれよ！
俺は渋々部屋を出る。
確かにリビングのソファにはAの頭が見えてる。
「と、とりあえずシャワーだな…」
って、誰にも聞こえないくらいの小声でつぶやいて、シャワー室へ向かった。
熱いシャワーを頭から浴びながら… ふと、思ったんだ。
俺の職業ってなんだ…？
ニュースキャスターってどんなときでも冷静沈着でなければいけない。
そう習わなかったか？
こんなことで動揺するようじゃ…
いや、こんなことじゃねーし。
あーーーーーっ
頭にぶっかけたシャンプーを思い切り泡だてた。
できるなら、このモヤモヤした気持ちも一緒に洗い流したいぜ…
リビングに戻ると、ソファーにいるAの後ろ姿はそのままで、
シーンと静まり返った部屋の中、スースーとAの寝息が聞こえてきた。
寝ちゃったか。
ベッドに連れて行かなきゃな…
ふいに、自分がAを抱き上げる姿を想像して恥ずかしくなった。。
「と、とりあえずビール飲も」
って、またつぶやく俺。
キッチンで缶ビールを一気に流し込んだ。
A「しょ、に… 」
Aに呼ばれた気がして、ソファーの前に回り込むと
Aがいまにも泣きそうな顔で、俺とさとぃの名前を寝言で呼んでいた。
翔「A？」
A「しょ、に… さと、に… ん… ひと、り…や」
また… あの夢を見てるのか？
A「パ、パ… ママ… いな、い… ど、こ 」
Aの頬に涙がこぼれた。
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あらしだいふく(プロフ) - はい！ありがとうございます！！！ (2017年11月22日 5時) (
レス) id: 50a1a6134f (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - あらしだいふくさん» こんばんは。ありがとうございます。この時作品を作りたてで勝手がよくわからなく、変換できるかと思いますができなかったらごめんなさい。Part2からはできると思います。引き続き愛読してください！ (2017年11月22日 0時) (レス) id: 91535ecd73 (このIDを非表示/違反報告)
あらしだいふく(プロフ) - 初コメ失礼します。とってもおもしろいです！すいません、名前変換はできないんですか？ (2017年11月21日 18時) (レス) id: ad3b97cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2014年2月12日 0時
