俺の存在･･･side Sho ページ5
雅紀｢もお、のめないょ･･･｣
潤｢おい、雅紀？寝るならベッド行け｣
雅紀｢や、だ･･･ここでい｣
潤｢まったく飲み過ぎなんだよ｣
そうやって文句を言いながらも
雅紀にブランケットを掛けてやる。
翔｢フッ･･今日は来てよかったよ｣
潤｢そう言ってもらえてよかった｣
潤は照れくさそうにワインを飲み干した。
潤｢よし、今日は飲もうぜ｣
勢いよく立ち上がり
キッチンから新しいワインを持ってくる。
翔｢いいのか？明日は朝から撮影だろ？｣
潤｢嬉しいからいいんだよ！｣
満面の笑顔で俺に向かい合った。
翔｢俺も･･･嬉しいよ。話してくれてありがとな｣
潤｢うんん、もっと早く話せばよかった。
翔くんを信用してなかったわけじゃなくて･･･さ｣
翔｢バカヤロウだな(笑)｣
潤｢ははっ、だな｣
翔｢･･･信用か、アイツは俺を信用してねえんだよな｣
潤｢ん？Aのことか？｣
翔｢だからいまだって･･･｣
潤｢もしかして･･･あれから会ってないとか｣
翔｢ああ･･･俺も言い過ぎたからさ｣
潤｢あれは翔くんがキレるのも無理ないよ｣
翔｢でも怒鳴りつけることはなかった｣
冷静に話を聞いてやればよかったのに･･･
泣いて追いかけてきたアイツを振り切った。
翔｢フッ･･俺もちっちぇーよな｣
雅紀｢ちゃう！しょーちゃんはちっちぇくないよお｣
潤｢うわっ｣
酔いつぶれて寝ていたはずの雅紀が飛び起きた。
潤｢おま･･ビックリさせんなよ｣
雅紀｢Aちゃんは翔ちゃんが大好きなんだ。
好きで好きで好きすぎて、好きの気持ちを
コントロールできなくなっちゃったんだよお！｣
潤｢意味がわからねえ･･･｣
雅紀｢好きな人に心配かけたくない
気持ちはわかるでしょお？｣
潤｢俺にはわからねえな｣
潤は俺の気持ちを読み取るかのように言った。
潤｢いまのAは翔くんを
一番に必要としてねえじゃん？
Aの中での翔くんの存在がわからねえんだよ｣
雅紀｢･････おやすみ｣
潤｢あっ、雅紀寝たフリすんじゃねえ｣
雅紀はモゾモゾとブランケットの中に
潜り込んでしまった。
翔｢潤？ありがとう^ ^｣
潤の誰よりメンバーを思いやる
熱い気持ちは充分伝わったよ。
でもわかるんだ。
Aが俺を遠ざける理由が･･･
たぶんAは感じてるのだろう。
潤｢･･･で、見つかったのか？｣
翔｢いや、まだ･･･｣
そうなんだ、、、
Aにはあの日が来る前に･････
話さなければいけないことがある。
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作者名：きらら | 作成日時：2016年12月27日 21時
