優しさを利用するな･･･side Kazu ページ4
ガチャ･･･
潤｢･････｣
雅紀｢あ、ちょっと潤くん？！｣
ドアを開けるなりJがズカズカと上がり込んできた。
その様子は怒のオーラ全開で･･･
｢ニノ、ごめんね･･止められなくて｣
Jを追いかけながら相葉さんが頭を下げる。
｢フン･･･ずいぶんと楽しんでんじゃねえか｣
部屋を見回しながらAちゃんに向かって言った。
｢･････っ｣
そんなJに脅えるAちゃんは今にも泣きそうだ。
雅紀｢潤くん？約束だよ？｣
潤｢･･･わかってる｣
Jはその場で深い深呼吸をすると
リビングにあるソファーに座った。
潤｢大丈夫だよ、今日は泣かせねえから｣
和也｢とか言って十分怖いですけどね｣
雅紀｢Aちゃん、話があるんだ。いい？｣
A｢は、い｣
相葉さんが優しく声をかけて
Aちゃんを座らせた。
｢おまえは･･･っ！｣
Aちゃんが座るなりJが大声をあげた。
｢潤くんはいいよ･･･俺が話すから、ね^ ^｣
相葉さんはいつもの笑顔で冷静に対応する。
雅紀｢Aちゃん、聞いてい？｣
A｢･･･(頷く)｣
雅紀｢どうしてここにいるの？
ニノとここで暮らしてるんだよね？なんで？｣
和也｢それはっ、曲を作るためにだよ。
ここにはピアノがあるから･･･｣
雅紀｢そうなの？それなら通えばいいと思うけど｣
和也｢俺が･･･っ｣
雅紀｢ニノじゃなくてAちゃんに聞いてるの｣
A｢ごめ、なさぃ･･･｣
雅紀｢謝るのは俺じゃないよ？｣
A｢･･･(頷く)｣
雅紀｢翔ちゃんが心配してる･･･言い過ぎたって｣
｢うっ･･･｣
相葉さんの言葉の後にAちゃんか泣き出した。
和也｢Aちゃん？｣
雅紀｢え？あ･･･どうしよう、泣かないで？｣
潤｢チッ･･･お前が泣かせてんじゃねえか｣
雅紀｢ごめん、ごめんね｣
潤｢A･･･何がしたいんだ？｣
A｢えっ･･･｣
潤｢いまのお前はニノに甘えて
翔くんから逃げてるよな？｣
A｢･･･んっ｣
潤｢ニノの優しさを利用するな｣
A｢あた･･･そんなこと｣
和也｢Aちゃんはそんなことしてない｣
潤｢翔くんはもういいのか？
あぁ･･･それでニノに乗り換えたってわけか｣
雅紀｢ちょ、ちょっと潤くん･･･｣
潤｢いいか？ハッキリ言わせてもらう。
翔くんとニノは俺の大事な仲間だ。
お前の身勝手な行動にふたりを巻き込むな！！｣
Jの怒鳴り声が部屋中に響いていた。
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作者名：きらら | 作成日時：2016年12月27日 21時
