最強のマネージャー ページ28
好きって気持ちが
ずっと消えないでほしい。
ずっと好きでいたい。
ずっと一緒にいたい。
夢から覚めたとき、全部忘れていたかった。
だけどこれが現実。
私はまだ生きてる。
A｢お腹いっぱい｣
和也｢全部食べて、エラいじゃない｣
A｢･･･クロワッサン、おいしかった｣
和也｢そか、よかった｣
A｢ユウくんにも食べさせてあげたい｣
和也｢そうだね｣
A｢ユウくんは？｣
和也｢待合室にいるって｣
A｢ユウくんてアメリカで仕事してたんでしょ？｣
和也｢そうだよ、
向こうではちょっとした有名人だからね｣
A｢この間ね電話してるの聞いちゃったの。
アメリカでの仕事断ってた。
元々和ちゃんの専属なのに無理矢理引き抜いて
私なんかのために好きな仕事出来なくて
もっと上にもっと有名になれるはずなのに
ユウくんの夢を私が邪魔してる｣
和也｢だからなの？我儘言ってユウを怒らせて
自分から離れさせようとしたんだ｣
A｢･･･うん｣
｢それは違うよ！！｣
ガラッ
部屋の外でいきなり声がして
ユウくんが飛び込んできた。
A｢ユウくん！？｣
ユウ｢僕はAちゃんと仕事がしたいから
僕の意思でここにいるんだよ？｣
A｢でも･･･｣
ユウ｢Aちゃんには可能性を感じるし
マネージャーだってすごくやりがいがある。
それに、このオジサン相手だと
僕の力が発揮できないんだよねえ(笑) ｣
和也｢おい！オジサン言うな！｣
ユウ｢もっと上にもっと有名になるなら
Aちゃんと一緒に目指したいんだ｣
A｢んっ･･･｣
ユウくんの言葉に胸が詰まり涙が溢れた。
ユウ｢だからさ、いっぱい食べて力つけて
早く元気になってバリバリ仕事しようよ｣
A｢わ、かた･･･いっぱい食べるね｣
ユウくんのために残してあった
クロワッサンを取り出した。
ユウ｢わあー、待って？それ僕のだよね？｣
A｢やっぱりあげない｣
ユウ｢ひと口ちょうだいよー｣
和也｢あはは｣
BuBuBu･･･BuBu
不意に枕元の携帯が震える。
画面には翔ちゃんの文字･･･
A｢･････｣
和也｢ん？出ないの？｣
A｢いい｣
ユウ｢翔さんだよ？きっと心配してる｣
A｢いいの｣
和也｢ダメでしょ、ほら｣
A｢あっ･･･｣
和ちゃんが画面をスライドさせて
携帯を差し出した。
翔｢もしもし？A？やっと出たな｣
A｢･･･しょ、ちゃん？｣
翔ちゃんの声を聞くのが辛い･･･
無理しても会いにいく･･･side Sho→←俺だけが知ってる好きなもの･･･side Kazu
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きらら | 作成日時：2016年12月27日 21時
