私の言う通りに ページ3
☆あなたside☆
｢Aさん、社長がお呼びです｣
｢･･･お義父さんが？｣
｢出かける準備をしてください｣
｢･･･は、はい｣
やっぱりいつもと違う？
そう改めて感じた時に･･･
｢ちょっと待って！｣
雅紀があたしの腕を掴んで引き寄せた。
｢ま、さき？｣
｢岩野さん･･･なんか変だよ？｣
｢変･･･とは？｣
｢だって、あの人達は誰？｣
雅紀が指さした先に黒スーツを着た
男の人たちが立っている。
｢･･･Aさん、早く準備を｣
｢ダメだ、Aは行かせない｣
雅紀はあたしを後ろに匿いそのまま後ずさる。
｢雅紀どうしたの？｣
｢カズ！Aを部屋の中へ連れて行け｣
｢わ、わかった｣
あたしはカズとふたり部屋の中へ入ると
雅紀はドアを後ろ手で閉めた。
｢潤さんは？連絡しても全然繋がらないんだ。
何で帰ってこない？何があったんだよ！！｣
雅紀もあたしと同じ事を感じ取ったのだろう。
岩野さんに向かって声を荒らげているのがわかる。
そのうちドアの向こう側で
揉み合う音が聞こえてきたて雅紀が叫んだ。
｢カ、ズ！ドアをロックしろ･･･っ｣
｢えっ･･･あ？！｣
雅紀の声にカズが反応するより早く
ドアが解除されるとさっきいた男の人たちが
ドカドカと部屋の中へ入ってきて、
そのふたりは抵抗する雅紀とカズを
あっとゆう間にその場に組み伏せた。
｢岩野さん･･･何でこんな事するんですか？｣
｢これ以上手荒なマネはしたくありません。
私の言う通りにしてください｣
こんなにも無表情で冷たい目をした
岩野さんを見たのははじめてだった。
言われるままに岩野さんの運転する車に乗り
あたしはお義父さんのいる場所へ向かう。
しばらくして着いたのは大きな病院だった。
あたしの前を歩く岩野さんは無言のままで
一体何があったのか
これから何が起こるのか･･･
それよりも潤がここにいない事が
不安で怖くて･･･体の震えが止まらない。
｢はぁ･･･はぁ･･･潤･･･｣
いまにも過呼吸になりそうな自分を
必死に抑えていた。
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にのおと - ここで終わらないでください！(泣) え！？まさか本当に終わりですか？ え！？終わらないでください！(泣) 更新よろしくお願いします。 (2020年4月10日 3時) (
レス) id: 717d351d89 (このIDを非表示/違反報告)
中山有理(プロフ) - これで、終わりじゃないですよね？続き楽しみにしてます！ (2019年9月16日 16時) (レス) id: 4caa292c85 (このIDを非表示/違反報告)
亜希子(プロフ) - 一気読みしました。とっても良かったです。これで終わりですか？違いますよね？ (2019年1月8日 19時) (レス) id: 7fa4b72743 (このIDを非表示/違反報告)
いちごまる - 途中で終わりでしょうか？？ (2018年12月29日 20時) (レス) id: 3d374c1e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2018年11月29日 22時
