さとにぃが･･･ ページ44
☆あなたside☆
｢翔･･･あたし･････｣
自分に正直に自分の気持ちを話そうと思った。
なのに･･･
それをインターフォンにジャマされた。
連打される音に急かされて玄関へ走る。
A｢はあーい、いま開けるね｣
翔｢Aっ、開けるな！！｣
カチャ
A｢えっ･･･？｣
カギを開けた瞬間、ドアが勢いよく開いた。
A｢さとにぃ！？｣
智｢Aちゃんっ！！｣
その手を引かれさとにぃに抱きしめられた。
智｢あぁ･･･やっと見つけた｣
翔｢A！こっちへ来い！｣
振り返ると翔が両手を差し伸べているから
あたしはその手を掴もうとした。
智｢ダメだ！！｣
咄嗟にさとにぃがあたしを翔から遠ざけた。
翔｢何するんだよ｣
智｢それはこっちのセリフだ｣
翔｢･･･Aを返せ｣
智｢ダメだ、返さない｣
さとにぃはあたしを後ろに隠し後ずさった。
翔｢A、こっちに来るんだ｣
A｢しょ･･･ぉっ｣
智｢Aちゃんは渡さない！｣
翔｢･･･ってえな｣
さとにぃが翔を突き飛ばしたのをキッカケに
ふたりは掴み合いになった。
翔はあたしを引き戻そうとさとにぃを
退けようとするけど、
さとにぃの力が意外に強くて
翔は一気に押し返されて壁に押し付けられた。
翔｢･･･っく｣
智｢翔っ･･･お前は何をしてるんだ｣
翔｢･･･｣
智｢何をしてるんだよっ｣
A｢さとにぃやめて！翔を離して！｣
翔を押さえ付けるさとにぃの手が震えてる。
いつも穏やかなさとにぃが怒りをぶつけていた。
こんなさとにぃははじめてで怖かった。
翔｢さとにぃには関係ねえ･･･っ｣
智｢な、にぃ？関係ないだと？
Aちゃんは俺の大事な妹だ！｣
翔｢Aは俺のオンナだ、俺たちは･･･｣
智｢翔いい加減にしろ、俺と翔の妹なんだよ！！｣
翔｢･･･がう、違う！｣
智｢妹を連れ回して閉じ込めるなんて･･･
お前を絶対に許さないからなあ｣
さとにぃは抵抗する翔を土足のまま
リビングまで引きずって行く。
こんなさとにぃを止めるなんて出来なくて
でも･･･
A｢さとにぃやめて！｣
智｢うるさい！！｣
掴んださとにぃの腕に突き飛ばされた。
A｢あ･･･っ｣
バンッ
潤｢Aっ？！｣
そこに飛び込んできた潤に抱きとめられた。
A｢･･･じゅ、ん？｣
智｢潤くん、Aを連れてって！｣
翔｢やめろ、Aに触るなあ！｣
智｢はやくっっ！！｣
潤は素早くあたしを抱き上げた。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
