違和感 ページ40
☆潤side☆
あぁ･･･A････････
もうどれだけその顔を
見ていないんだろう。
もうどれだけその体に
触れていないんだろう。
いままでこんなに
離れる事なんてなかったから
俺はどうしようもなく不安で
生きてる気がしない。
翔はAを何処へ隠したんだ。
｢クッソ･･･ォ！！｣
目の前のデスクに置かれた書類をぶちまけた。
怒りと悔しさで握りしめた拳が震える。
こんなに誰かを憎んだのは生まれてはじめてだ。
岩野｢潤さん？受付に北川さまという方が･･･｣
潤｢はぁ･･･北川？｣
その名前に聞き覚えはない。
岩野｢はい、北川葵さまです｣
潤｢女？まさか見合いの相手とか言うなよ？｣
岩野｢いえ、そのような用件ではなく･･･｣
ちょっと待て、｢葵｣と言う名前･･･
どこかで聞いた記憶がある。
岩野｢探しものが見つかったと言えばわかると｣
ガタッ
潤｢何？探しもの！？｣
しばらくして、その女は現れた。
葵｢はじめまして｣
･･･思い出した。
翔の女だ。
Aから翔を奪った･･･
葵｢北川葵と申します｣
サングラスを外しながら
歩いてくる姿になんとなく違和感を感じた。
それは足を引きずっているせいなのか？
葵｢私をご存知かしら？｣
潤｢ええ･･･｣
葵｢フフ･･･恋人と親友に裏切られた気分はどう？｣
潤｢･･･は？｣
初対面のくせにいきなり失礼な女だ。
葵｢随分と探し回っているみたいだけど
まだ見つけられないなんて･･･
松本グループの時期社長さんも
大したことないのね｣
俺を見下ろしながら笑った。
翔｢あんたさっきから何が言いたいんだ？｣
葵｢あの娘ったら･･･
いまになってこんな事をするなんて｣
潤｢言わせてもらうが、翔がしてる事だ｣
葵｢違うわ、あの娘が翔をそそのかしたのよ｣
潤｢翔がAを連れ回してるんだぞ｣
葵｢やめて！！これ以上好きなようにさせないわ｣
この女も俺同様、かなり腹を立てているようだ。
葵｢ここにいるから早く連れ戻してよ！｣
震える手で一枚の紙を差し出した。
潤｢知っているなら何故自分で行かない？｣
葵｢･･･ふたりを見たくないの｣
潤｢なるほど･･･それがあんたの本音か｣
葵｢この先もう二度と･･･翔には会わせないで｣
潤｢言われなくてもそのつもりだ｣
コツコツと足早に部屋を出ていく
女の後ろ姿を見て違和感に気づいた。
事故で足に後遺症を負ったと聞いたが
女はその足でヒールを履いていたからだ。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
