不敵な笑み ページ35
☆潤side☆
潤｢ハァハァ･･･クッソ｣
バンッ
握りこぶしをを壁に叩きつけた。
調査を依頼していた探偵から
Aの居場所がわかったと報告があり
すぐに駆けつけた。
ここは確か、、
翔とAがふたりで暮らしていたマンションだ。
何年も前のことなのに
まだ解約していなかったのか？
だが、部屋の中はもぬけの殻。
何ひとつなかった。
バンッ
岩野｢潤さん！｣
携帯を手にした岩野が部屋の中に駆け込んで来る。
岩野｢いますぐ東京に戻ります｣
そして俺たちはそのまま東京へー
翔がいるテレビ局のスタジオに向かった。
･
･
受付で翔に面会を申し入れたが
本番前だからとあっさり断られた。
潤｢フッ･･･俺も甘く見られたもんだな｣
俺はあの松本グループの後継者だぞ？
そのチカラをいま見せてやる。
ここのトップに会わせろと会社の名前を出したら
あまりに容易くVIPルームへ丁重に案内された。
トントン
(失礼します)
カチャ･･･
大した待ち時間もなく書類を抱えた翔が現れた。
俺を見た翔がいきなり笑い出す。
翔｢クックックッ･･･｣
潤｢･･･何がおかしい｣
翔｢社長に呼び出されることはまずないからな･･･
そういう事か、さすが松本グループの次期社長だ｣
俺は翔に向かって走り出し、
ダンッ･･･
翔の肩を掴み壁に押し付けた。
潤｢翔っ、やっと捕まえたぞ｣
翔｢どうした、何かあったのか｣
潤｢とぼけるなっ･･･Aを何処へ隠した？｣
翔｢隠す？お前は勘違いをしているな｣
潤｢Aは何処だ！？Aを返せ！！｣
翔｢は？Aはお前のモノじゃねえ･･･｣
潤｢･･･まさか、翔？｣
俺に胸ぐらを掴まれながらも
不敵な笑みを返す翔はいつもと違っていた。
Aは俺のモノだと言わんばかりに
自身に満ち溢れた顔をしている。
翔｢俺のそばにいたいとAが言ったんだ｣
潤｢･･･ウ、ソだ｣
翔｢嘘かどうか確かめるか？｣
翔はジャケットの内ポケットから取り出した、
それは俺がAに渡した携帯だった。
潤｢あ･･･｣
翔｢あぁ、そうだった｣
翔はそれを手のひらで表に返すと、
カシャン･･･
わざと床に落としたんだ。
潤｢な、にをする！｣
慌てて拾い上げたけど、
すでに使い物にならないくらいボロボロだった。
翔｢わりぃ･･･手が滑った、ククッ｣
目の前で肩を揺らし笑う翔がいる。
俺はもう限界だった。
怒りで体の震えが止まらない･･･
潤｢ふ、ざけんな･･･ァァァ｣
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
