恐れることはない ページ29
☆翔side☆
俺には揺るぎない自信があった。
Aは俺には絶対に逆らえない。
なぜなら･･･
Aの気持ちは俺にあるからだ。
俺たちは離れてはいけなかった。
いつまでもどこまでもともに生きてゆく。
もうだれにも邪魔はさせない。
俺とお前だけでいい。
･････ここからまたはじめよう。
なんでそんなに震えてるんだ？
なにも恐れることはない。
俺はここにいる。
余計な事は考えるな。
そうだ、お前はおとなしく
俺の言う事を聞いていればいい。
A｢うん･･･翔の言う通りにする｣
翔｢フッ･･･いい子だ｣
･
･
BuBuBu･･･BuBu･･･
翔｢･････｣
BuBu･･･Bu
A｢翔？携帯鳴ってる･･･｣
翔｢チッ･･･しつけえな｣
A｢ねえ、出ないの？｣
翔｢いい･･･構うな｣
A｢でも･･･仕事は？行かないの？｣
翔｢いいんだよ、お前とここにいる｣
A｢･･･さとにぃ心配してないかな｣
翔｢･･･｣
A｢合宿行けないってカズと雅紀に言わないと｣
翔｢･･･｣
A｢･･･じゅ、んにも｣
翔｢･･･っ｣
Aが潤の名前を出した出した瞬間、
俺の中の張り詰めていた感情が切れた。
翔｢携帯出せ！！｣
A｢え？｣
翔｢お前の携帯出せよ｣
連絡できないように電源は切らせておいた。
Aの手から携帯を取り上げる。
A｢あっ｣
翔｢誰にも連絡しなくていい｣
カシャン･･･
携帯を床に落とし踵で踏みつけたら
バリッと鈍い音が聞こえた。
液晶が砕けた携帯を拾い上げポケットに入れる。
A｢翔っ！？何するの？｣
翔｢これは必要ねえよ｣
A｢･･･っ｣
いまにも泣きそうなAを抱き寄せた。
翔｢大丈夫だ･･･｣
A｢･･･ん｣
翔｢そんなに気になるなら俺からしておく｣
そう言ってAを宥めた。
･
･
･････A、愛してる。
何度でも言う。
愛してる、愛してる･･･お前を愛してる。
あの日、、
お前を迎えに行けなかったことを
後悔してやまない。
今でもお前の泣き叫ぶ声が耳に残り
俺の胸を締めつけ押し潰されそうになる。
どうしようもなくやるせない気持ちで
おかしくなりそうなんだ。
お前を苦しめた罪はこれから一生かけて償うから
だからどうか俺を許してくれ。
A｢･･･しょお？｣
翔｢俺を･･･許してくれ｣
A｢あたしはここにいるから･･ね｣
そう言って、優しく俺を包み込んでくれたんだ。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
