俺の言う事を聞け ページ26
☆翔side☆
Aを抱きしめた俺は
このまま連れ去りたい衝動にかられた。
翔｢いいから黙ってついてこい｣
A｢う、うん･･･｣
Aは戸惑いながらも俺の後をついて来る。
さとにぃたちがいる最上階の部屋には戻らず
地下に置いてある車へと向かった。
あの場所へ連れて行こう。
きっとAは喜んでくれるはずだから。
･･･もう限界なんだ。
いい加減おかしくなりそうだ。
Aが自分じゃない
誰かのものになるなんて･･･
そんなことさせない。
潤と結婚なんかさせるもんか。
もう一度お前とやり直す。
あの場所で。ふたりきりで。
いままで固く蓋をして閉じ込めたはずの
Aへの想いが一気に溢れ出してきた。
次から次へと溢れかえり
止まらない
止められない･･･
翔｢ついたぞ｣
A｢･･･翔、ここって？｣
この場所を残していたことは
誰もさとにぃも知らないだろう。
俺たちの思い出が詰まったこの場所を
消してしまいたくなかった。
あのときのまま残しておきたかったんだ。
かつて俺たちが暮らしていた
マンションに連れてきた。
Aはどう反応するだろう？
怒って泣き出すかもしれない。
けど、、アイツから出た言葉が
｢ズルい！｣
･･･って、なんだよ(笑)
目の前ではしゃぐAを見て
この選択は間違ってなかったと確信した。
あぁ･･･やっぱりそうなんだ。
やっぱり俺にはAしかいないんだ。
Aがいれば･･･
他には何もいらないんだ。
翔｢もう一度ここで･･･俺と暮らさないか？｣
A｢しょ、お？｣
翔｢どこにも行くな、俺といろ｣
A｢･･･ね、しょお？｣
翔｢A･･･愛してる｣
A｢待って･･･しょお･･･！？｣
翔｢待たない･･･お前を誰にも渡さない｣
A｢あ･･･んんっ･･･//｣
そうだ、お前は俺のものだ。
どこにも行かせない。
誰にも渡さない。
このままここでふたりきりでいい。
お前は俺の言う事を
聞いていればいいんだ。
この時の俺は完全に自分を見失っていた。
なんでこんなことをしたんだろう･･･
どうにもならないことは
分かっていたはずなのに
自分で自分を止められなかった。
そして俺の暴走は･･･
これだけで終わらなかったんだ。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
