裏腹 ページ23
☆翔side☆
････････ビビってんのは俺の方だ。
なんだこの部屋
普通じゃねえし
支配人自らに丁重に扱われて
いつもの部屋にいつもの夜景
潤との力の差を見せつけられた気がした。
それに･･･
｢朝の景色は霧が一面にかかって
雲の上にいるみたいになるの｣
へえ、どんだけ夢の国なんだか･･･
｢寝室にはウォーターベッドがあって
広くてユラユラして寝心地最高だし｣
んなの、船酔いして寝れねぇわ･･･
｢朝食にはフルーツのオブジェと
三ツ星シェフのパンケーキがオススメね｣
は？朝から甘いもんなんか食えるかよ･･･
そんな話を嬉しそうにするもんだから
いちいち文句をつける俺。
｢お前･････潤との結婚は諦めろ｣
極めつけにでそんなことを言ってしまう。
一言言ってしまえばもう止まらなくなる。
A｢しょお？なんで･･･？｣
翔｢そのほうがお前のためだ｣
A｢だからなんで？｣
翔｢いつもなんて言うな、
この生活を当たり前にするな｣
A｢でも潤にとってはこれが普通だから｣
翔｢ちっ･･いいよな金持ちは｣
A｢え･･･｣
翔｢潤は今日お前と過ごすはずだった部屋を
見せつけてやりたかったんだろうよ｣
智｢しょ、翔！？｣
翔｢大体、お前にはこんな生活似合わねえかんな！｣
智｢翔、やめようか･･･｣
翔｢潤とは釣り合わねえっていい加減わかれよ！！｣
智｢しょおっ！！｣
A｢･････っ｣
しまったと思った。
目の前のAはいまにも泣きそうな顔をして
唇を噛み締めている。
翔｢あ･･･｣
A｢潤が水入らずでって
気を遣ってしてくれたんだよ？｣
智｢翔言い過ぎだぞ｣
俺だってすでに後悔したけど
気持ちと態度は裏腹で･･･
翔｢フン･･金持ち自慢したかったんだろ｣
A｢しょおのバカっ！！｣
翔｢いっ･･てえな！｣
Aが体ごと飛び込んできたから
それを受け止めて後ろに後ずさる。
それでも向かってくるから
こっちもムキになってAを突き飛ばしてやった。
智｢翔！？いい加減にしろ！｣
そして、いつものようにさとにぃが止めに入る。
A｢･･っん｣
雅紀(｢Aー！？｣
カズ｢先輩！｣
尻もちをついたAは涙を拭いながら
部屋から飛び出してしまった。
雅紀｢翔にぃ、ひどくない？
なんでAをいじめるんだよ！｣
カズ｢翔さんは潤さんにヤキモチ焼いてるんだ！｣
ムカつくけど･･･
･･･ふたりの言う通りだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
