気にしている言葉 ページ3
☆潤side☆
｢潤くんとの結婚はこっちからお断りだ。
俺の大事な妹をバカにするなっ！！｣
｢うわっ･･･な、な、なに？｣
疲れた体を引きずりながらホテルに戻り
鳴り響く携帯の着信を開いた途端、
智さんの怒鳴り声が飛び込んできて
思わず携帯を落としそうになった。
すぐに折り返したけど智さんは出なくて
Aの携帯も繋がらない。
雅紀もカズも、翔までもが全滅で
一体何がどうなっているのかさっぱりわからない。
潤｢岩野！今すぐ帰るそ！｣
岩野｢え、今からですか？｣
潤｢急用ができた｣
岩野｢でもまだ仕事が･･･｣
潤｢俺には仕事より大事なことなんだよ｣
岩野｢･･･わかりました｣
直感でわかった。
多分、オヤジだ。
やっぱりあの時、オヤジとAを
ふたりにするんじゃなかった。
仕事でトラブルの対処に追われ
俺と岩野はあちこちと飛び回り
東京には帰れずにいた。
そんな中でもAの声は聞いていたけど
いつもと変わらなかったから･･･
すっかり安心していた俺がバカだった。
それでも東京に着いたのは翌朝で
俺はオヤジのいる社長室へ飛び込んだ。
潤｢オヤジ！！｣
父｢なんだ朝から騒がしい｣
潤｢聞きたいことがある｣
父｢それは私のセリフだ。なぜ途中で帰ってきた？｣
潤｢だから聞きたいことがあるんだよ｣
父｢その前に報告を･･･岩野？｣
岩野｢はい｣
潤｢それよりも先に！｣
父｢優先すべきなのは報告だ。座りなさい｣
岩野｢潤さん･･･？｣
潤｢･･･クソッ｣
岩野に誘導され、ソファーに座らされた。
こんな時でも仕事に縛り付けられる。
自分の立場や責任が重くのしかかる。
それでも頑張らないと･･･
Aと約束したから。
･
･
一通りの報告を終えると･･･
父｢今夜パーティーに招待されているから
時間を作りなさい｣
潤｢それならAも一緒に･･･｣
父｢彼女はお前には釣り合わない｣
潤｢･･･もしかしてそれをAに？｣
父｢彼女にも伝えたが、結婚は諦めなさい｣
潤｢･･･っ｣
オヤジの言葉に憤りの感情をグッと堪えた。
潤｢岩野、帰るぞ｣
父｢潤！？待ちなさい！｣
オヤジの声を背に俺は部屋から飛び出した。
俺とは釣り合わない･･･
それはAが一番気にしていることなのに。
まさか、オヤジがそれをAに言うなんて。
潤｢岩野？いまから･･･｣
岩野｢わかっています｣
俺が行先をいう前に
岩野はAがいる長野へ向かって
車を出していた。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
