もうすぐ泣くよ？ ページ20
☆あなたside☆
潤の姿が見えなくなっても
しばらくそこに立ちすくんでいたあたし。
智｢Aちゃん？帰るよ？｣
A｢え、うん･･･｣
さとにぃに手を引かれたけど
そこから動けなかった。
智｢ん？どうしたの？｣
A｢･･･あ｣
あの背中が忘れられなくて
なんだかすごく胸さわぎがしてならなかった。
翔｢そんなに心配なら行ってこい｣
A｢しょお･･･？｣
潤が行った方向へとあたしの背中を押した。
智｢なんでだよお｣
翔｢バカ、少しは空気読め｣
智｢なんの空気だ？わかんない！｣
翔｢はぁ･･せっかくだからうまいもん食ってこーぜ｣
智｢ここで？ホテルなんて高いでしょ？｣
翔｢俺が出すから遠慮すんな。雅紀とカズも行くぞ｣
智｢あ、でも唐揚げが･･･｣
翔｢いいから｣
智｢あ、でもAちゃんが･･･｣
翔｢いいから、いいから｣
文句を言うさとにぃを連れてレストランへ向かう。
そして振り返り(早くいけ)とあたしに顎で合図した。
はぁはぁ･･･
地下の駐車場へ非常階段を駆け下りる。
グルッと見回すと車に乗り込む潤の姿が見えた。
A｢じゅん！！｣
あたしはそのまま潤の胸に飛び込んだ。
潤｢Aどうした？なんかあった？｣
A｢あたしも一緒に行く！｣
潤｢･･･ごめん、さっきは智さんにムキになった。
どうしてもAと一緒にいたかったから｣
A｢あたしもだよ･･･｣
潤｢A？顔見せて？｣
潤の手があたしの頬を包み込んで持ち上げた。
A｢･････じゅ｣
潤｢泣きそうな顔してる･･･｣
A｢もうすぐ泣くよ？｣
見上げたあたしの顔がムニュって潰れるくらい
潤の腕が巻きついてきてギュッて押し潰される。
潤｢ダメ･･･泣かないで｣
それから潤の手が首から後頭部に滑り
グイッと引き寄せられると同時に唇が重なった。
A｢ん、んっ//･･･っは｣
さっきの息苦しさもあり、思わず息を吐くと
そこに潤の舌がスルリと侵入してくる。
A｢あ//･･･っん｣
久しぶりのその感触にゾクッと胸が震えた。
A｢あたしも連れてって？｣
潤｢うんん、今日はゆっくり休め｣
A｢仕事のジャマしないから･･･｣
潤｢はは、Aがいたら仕事に集中できなくなる｣
A｢いつ帰ってくる？｣
潤｢すぐに帰るよ。Aとえっちしたいから笑｣
A｢も･･･バカ//｣
いつもの潤の笑顔が見れてホッとしたけど
この胸さわぎだけは収まらなかった。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
