どっちが引くの？ ページ19
☆あなたside☆
どうしよう･･･
さとにぃと潤が睨み合ってる。
お互いに譲る気もないみたい。
ホテルのロビーの真ん中で
いますぐにでも掴み合いのケンカが
はじまりそうな雰囲気のふたり･･･
雅紀とカズは遠巻きに様子を伺ってるし。
いつも潤のそばにいるはずの
岩野さんの姿も見えない。
潤がジリジリとさとにぃに詰め寄り
上から見下ろした。
智｢な、なんだよぉ･･･｣
潤｢今日はふたりにして下さい！｣
智｢ふたりきりはダメって言ってるでしょ｣
潤｢大事な話があるんです｣
智｢話の後は？どうするつもりなの？｣
A｢さとにぃっ//！？｣
潤｢フン･･ご想像にお任せしますよ｣
A｢じゅ･･･//｣
智｢な、にぃ？ダメだ！絶対ダメだかんね！｣
翔｢おい、いい加減にしろよ｣
潤に掴みかかるさとにぃを翔が羽交い締めにした。
智｢だってえ、潤くんがあ〜｣
翔｢今日はAを置いて帰ろう｣
智｢ヤダ！連れて帰る！｣
翔｢潤、その大事な話･･･
今日じゃなきゃダメなんだよな？｣
潤｢ああ｣
翔｢･･･わかった｣
潤｢翔、ありがとう｣
智｢わかんない！わかりたくない！水入らず！｣
翔｢あーめんどくせえな｣
智｢翔だって、Aちゃんに会いたくて
仕事捨てて長野まで来たんでしょ！｣
翔｢はぁ･･･捨ててねえよ！｣
智｢Aちゃんの大好きな唐揚げいーっぱい
作ったんだよ？食べるよね？ね？｣
A｢さとにぃ･･･ごめんね｣
智｢ウソだ･･･潤くんを選ぶの？
ウソだぁ〜Aちゃんがにぃを捨てたぁ〜｣
翔｢うるせえ！捨ててねえよ！！｣
まったく･･･
ここまでくるとうちの長男は手が付けられない。
岩野｢潤さんっ！？｣
そこに慌てた様子の岩野さんが駆け込んできた。
潤｢なんだ？｣
岩野｢本社に戻るようにと社長から連絡が･･･｣
潤｢･･･今日は無理だと伝えろ｣
岩野｢例の件で大至急だそうです｣
潤｢ちっ･･･本社には使える人間がいないのか！｣
苛立ちを隠せない潤が声を上げる。
岩野｢申し訳ありません、社長命令です｣
潤｢･･･っ、車を回せ｣
岩野｢はい｣
潤｢Aごめん･･･東京に戻らなきゃ｣
A｢･･･ん｣
潤｢また連絡するよ｣
A｢うん･･･｣
潤｢すいませんAのこと･･･｣
智｢大丈夫だから！｣
頭を下げる潤に向かって
さとにぃは勝ち誇った顔をしていた。
潤はそのまま背を向けて足早に去って行く。
その背中がすごく悲しそうに見えた。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
