俺の本音 ページ14
☆潤side☆
潤｢なぁ･･･岩野？｣
岩野｢はい｣
潤｢岩野だからだぞ？｣
岩野｢は、い？｣
潤｢･･･岩野だけだからな｣
岩野｢･･･はい｣
潤｢岩野しか･･･いねぇから｣
岩野｢ククッ･･･わかってます｣
いまの俺は超絶情けない。
こんな姿はAにだって見せられない。
だけどお前にだけは
何度となく見られてきたから
いまさらどう取り繕ったって
俺の気持ちなんかお見通しだよな。
潤｢･･･本音を言っていいか？｣
岩野｢特別に聞いてあげましょう｣
潤｢俺さ･･･俺･･･｣
本当は今までずっと不安で怖かったんだ。
オヤジが作り上げてきた松本グループを
俺がダメにしてしまうかもしれない。
そうしたらAだって守ってやれないかもって。
潤｢俺に･･･できるのかな？｣
岩野｢ククッ･･･なんて情けない顔をしてるんだ｣
片口を上げて笑いながら岩野が俺に向き合う。
そして、大きな手のひらが
俺の頬を包み込んだ。
そこから伝わる温もりを感じると
なんとも言えない感情がこみ上げてきて
思わず泣きそうになった。
潤｢だって･･･だってさ｣
岩野｢自信を持てと言ったでしょう？｣
潤｢わかってるよ｣
岩野｢そうやって迷うから不安になるのです｣
潤｢･･･い、わの･･･｣
岩野｢大丈夫、できるから｣
潤｢･･･本当に？｣
岩野｢これからの未来は努力と気持ち次第で
変えていけるのですよ｣
潤｢ん･･･っ｣
岩野｢この俺がついてるから･･･
この先もずっとこの俺がそばにいてやるから｣
潤｢な、なんだよそれっ//｣
岩野｢だってえ、うちの潤たら
私がいないと何にもできないんですもの笑｣
潤｢クソッ、完全に楽しんでやがる･･･｣
だけど･･･嬉しい。
岩野はいつも俺の欲しい言葉をくれるから。
･･･なんだろうな、なんだろう。
きっと兄貴がいたらこんな感じなのかな。
こんなとき不意に呼んでしまいたくなる。
潤｢あ･･･に、き//｣
岩野｢なんですか急に･･･気持ち悪い｣
潤｢う･･･なんでもねえよっ//｣
急に恥ずかしくなって岩野に背中を向けた。
岩野｢その本音をAさんにも話してみなさい｣
潤｢･･･嫌だよ、またダサ潤だって怒られる｣
岩野｢ほら、Aさんが待ってますよ？｣
そうだ、Aが待ってる。
早く行かなきゃ。
ちゃんと話してみよう、俺の本音を。
そして｢ふたりの未来｣の話をしよう。
岩野に背中を押されて俺は部屋を飛び出した。
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nao(プロフ) - 翔くんはずっと主人公ちゃんを想いながら自分の想いに蓋をしてきたから結ばれるといいなぁ。 (2017年9月4日 3時) (
レス) id: 362f6b5967 (このIDを非表示/違反報告)
ラブキ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！あたしの翔にぃ大好きです！！翔くんの独占欲がたまりません！！続きがとっても楽しみです！！応援しています！！！ (2017年8月25日 11時) (レス) id: d9c968210f (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - 更新をワクワクしながら待ってます！これからも頑張ってくださいね！いつまでも応援してます！ (2017年7月18日 17時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
翔☆ミユ - これからも頑張って下さい。更新待ってます!！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - いつも、更新を楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2017年3月5日 0時) (レス) id: 9679bb0297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2017年1月3日 20時
