MIRACLE twins 2

♪ ページ26

照 side


熱中症気味の涼太のために、って食べやすいものや栄養価の高そうなものを考えている亮平。豚肉は使って…ってぶつぶつ。


亮「納豆ごはんとか食べやすいんだけど、涼太はだめだし。翔太はそれでもいいけど」

「梅もサッパリしていいんじゃない？豚肉と梅」

亮「そうだね、涼太の昼は念のためお粥にしたよ」


涼太はお昼寝中。寝かしつけてた兄ちゃんも寝てて、そのお腹の上で翔太、兄ちゃんの太ももを枕に蓮が寝てるっていうカオスな感じ。


「涼太。おっきしよ。お粥食べようね」

涼「りょうた、おかゆ…？」

亮「うん、見て、梅干しでお顔作ったんだよ」


わあ、って嬉しそうに笑った涼太。少しずつあーんして食べさせたら、完食してくれた。亮平と俺も余ったお粥でお昼ご飯。寝坊助3人は、朝作ってたうどんの残りでも食べてもらおう。


亮「みんなごはんだよ〜。お兄ちゃん、ゲーム終わりにして」

辰「…ちぇ、今いいとこなのに」

亮「じゃ、夕飯なしでいいね」


すっかり日も落ちた夜。まだ蒸し暑いけど。亮平の脅しに、ひい、ごめんなさい！って慌てた兄ちゃんがおもしろかったのか、げらげら笑う翔太と蓮。きょとんとしてる涼太を抱っこしてみたら、顔や体の火照りもほとんどなくなっていた。


亮「今日は涼太のために、夏バテと熱中症によさそうなメニューにしたよ。俺もそうめんばっかりで申し訳なかったけど、ちゃんと栄養とって元気に過ごそうね」


はーい、といい返事が響いたところで、いただきます。そんな中、涼太は亮平をじっと見て手が止まったまま。


亮「どうした？食べられなさそ？」

涼「りょーちゃ、あーんして」

大「にゃは！そっか、亮平にだけやってもらってないのか」

亮「ふふ、可愛いなあ。いいよ、はい、あーん」


んふふ、って満足気に笑った涼太。いつも通りよく食べてくれて、兄ちゃんズも安心だよ。翔太と並んでぐっすり寝たら、次の日には元気になったみたい。でも、


涼「だいちゃんだっこぉ」

涼「ひーく、あしょぼ」


って、ちょっと可愛すぎるほどの甘えんぼになっちゃったんだけどね。


fin.


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リクエスト：涼太が熱中症気味になってしまい、食べる量が翔太よりも少なくなってしまって、お兄ちゃんたちが工夫して食べさせる話

リクエスト ありがとうございました！

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