わんだふる あにまるず！

めめ と だいすけ ページ43

＊


『あれぇ？めめなの？ラウールがいるのかと思った』

「うん、俺もそう思ったけど、なんかそういう感じらしいよ」

『へえ、ラウも変なこと考えるねぇ。ねえめめ、髪の毛切ったでしょ！似合ってるね！』

「そう、ありがとう。結構短いんだよね。これもラウが勝手に美容院予約してさ、しかも同じ日の同じ時間に自分も予約入れて隣で髪切ってんの。やばくない？」

『うはは！すごいそれ！めっちゃめめのこと観察してんじゃん』

「まじで気まずかったよあの瞬間、美容師の人にもさ、素敵な関係ですねとか言われてさあ」

『絶対からかわれてるねそれ』

「やっぱそう思うでしょ？ラウはなんか照れてたけど」

『そういうの好きそうだね、ラウール』

「でしょ。まじで帰り道ずっと褒められ続けてちょっと痒かったわ」

『ラウっぽいね。あ、そうだ、阿部ちゃんもね、髪切りたいって言ってたから、めめの行ったとこ紹介してあげてよ』

「阿部くんが？わかった、連絡しとくよ」

『ありがと！俺聞いてもわかんないからさ〜。ていうかめめさ、俺らにはタメ口なのに人には敬語なの、なんで？』

「だって俺、3つくらい下じゃん？それに、阿部くんはもともとガチの先輩だからね」

『そっかぁ、別に阿部ちゃんたちは気にしないと思うけどねぇ』

「そうなんだろうけど。ま、こうやって仲良くしてくれてるだけで有難いよ、俺は」

『そだね！俺も楽しい！阿部ちゃんのおかげでほんとに毎日たのしい！』

「ほんとさ、誰が見ても全力で楽しんで生きてます！って感じするもんね」

『へへ〜、楽しまないともったいないじゃん！ねえめめ、今日楽しかったからまた今度お話しようね！』

「おう、いいよ。こうじに言ったら連れてってや〜って羨ましがりそうだけど(笑)」

『確かに！でもだめ、これは俺とめめの秘密だから！』



【結果】コミュ力の高いふたりだから、すんなり盛り上がっちゃった！次の約束まで取り付けたのは想定外だなあ。


Next：【人】宮舘 涼太 ×【ねこ】ふっか

だてさん と ふっか→←ひかる と こうじ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す