☆もっと甘えさせて ページ17
亮平 side
前に大介くんの反抗期の話があったでしょ？当時俺は3年生で甘えたい盛りだったんだ。でも、大介くんは無気力な冷たい感じでさ。
「大介くんおかえり！おやつドーナツだって！」
大「ふーん」
「食べる…？」
大「あとで」
「大介くんどこ行くの？」
大「別に」
「ぼくも行っていい？」
大「何で来んの？」
こんな感じで惨敗を喫していたわけですよ。幼かった俺は寂しくなりすぎて、だんだん接するのが怖くなっちゃったんだよね。
辰「大介の部屋行くけど来る？」
「い、行かない…！」
お兄ちゃんの誘いも、前はついていってたけどやめちゃった。
で、問題の夏休み。毎日怖い大介くんと一緒で、甘えられなくて寂しくて…しかもド金髪になってるし…
辰「は？お前染めたの？何考えてんの？」
大「別に。休みの間だけだし」
辰「そういう問題じゃなくね？」
お兄ちゃんと言い争う声が嫌で、照くんのもとに飛び込んだ。びっくりしながらだけど抱きとめてくれて、涙が止まらなくなっちゃったよ。
照「どうした、泣いてんの？」
「ひっく、こわい大介くん、っ、すきじゃなぁい…！」
照「うん、俺もだよ。亮平、大介くんのこと好きだもんね」
「大介くん、たぶんね、っ、りょうのこと、きらいになっちゃったんだよ」
反抗期がよく分かんなかったから嫌われたと思ってたけど、大丈夫って励ましてくれた照くんのおかげでちょっと落ち着いた。
リビングに戻ったら、大介くんが泣いてたんだ。びっくりしすぎて、照くんがティッシュ渡して慰めてたのに、足が竦んで動けなくなっちゃったんだよね。
辰「亮平？どした、そんなとこで」
「大介くん、りょうのこと、きらい…？」
辰「不安になっちゃった？大丈夫だよ」
途中で足を止めた俺の代わりに、お兄ちゃんが「お前が怖くて寂しくて不安なんだってよ？どうすんの？」って伝えてくれたんだ。そしたら大介くん、抱きしめてくれた。
大「ごめん亮平、もうそんな思いさせない。明日からいっぱい遊ぼ」
「うわぁん、こわかったぁ、さみしかったぁ…！」
抱きついて大泣きした俺は、その日は大介くんから離れたくなくて、何もかも一緒だったよ。朝起きておはよって笑ってくれたの、すっごい嬉しかったなあ。…っていう、俺の唐突な昔話でした。(笑)
fin.
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リクエスト：反抗期の大介に甘えられないのが寂しくて泣いちゃった亮平の話
リクエスト ありがとうございました！
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RINA - ではノロウイルスじゃなくて風邪を引いてお兄ちゃん達が看病する話でお願いします！ (2021年6月16日 6時) (
レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
sakura3(プロフ) - はじめまして、こんばんは。いつもぴぴぴ様が書くお話を楽しみにしています。ぴぴぴ様のプライベートもありますし、ご自分のやりやすいようにしていくのが良いかなと私は思います。無理なさらないようにしてください。 (2021年6月12日 23時) (レス) id: c5e903046b (このIDを非表示/違反報告)
M H - リクエストありがとうございます。スランプから脱出するの待っています (2021年6月12日 21時) (レス) id: c695ff4807 (このIDを非表示/違反報告)
歩(プロフ) - はじめまして いつも本当に楽しく読ませて頂いてます 双子が可愛すぎて日々悶絶してます リクエストは受付している時 中止している時 ぴぴぴさんのご都合でいろいろあって良いと思うし あって当然です それにリクエストを全部こなすのって大変ですよね (2021年6月12日 20時) (レス) id: b1c80cbea7 (このIDを非表示/違反報告)
あさり(プロフ) - いつもいつも癒しをありがとうございます。ここの主さんはぴぴぴさんなわけで、誰がなんと言おうと主様が一番に作ってて楽しいと思うことが大切なわけで..それをお裾分けしてくれてるわけで..とにかくありがとうの世界です。まだ語りたいですがこの辺にしときます笑 (2021年6月12日 18時) (レス) id: 2cd3afc330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴぴ
| 作成日時：2021年4月13日 19時
